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妄想 2005/09/09
西荻窪→三軒茶屋→水道橋→西荻窪→水道橋→飯田橋→西荻窪
見よ、この迷走っぷり。

きょうはエンターブレインの「えんため大賞」の受賞パーティがあった。例年なら、呼ばれていってホテルの料理を食べてほかの作家さんたちとおしゃべりしておみやげもらって解散! というヒジョーにお気楽なひと時のはずなのだが、今年は小説部門の選考委員のひとりに名前を連ねているので(もちろんぼくが、だ)、そうそう呑気に構えてはいられない。パーティの前の授賞式から出席しなければならないので、遅刻などもってのほかだ。
それに、多少はマトモなカッコをしていかなければいけないということで、少し早めに家を出て、以前からお世話になっている三軒茶屋の美容師さんのところへ(西荻窪→三軒茶屋)。

その後、会場である東京ドームホテルへ直行(三軒茶屋→水道橋)。
実は授賞式ではぼくも小説部門の選考結果に関してひと言コメントを述べなければならないのだが、それを知ったのが当日の朝だったため、この時点でも何をしゃべろうか考えている最中だった。
もっとも、ここで問題となるのはコメントの内容ではなく、人前でそのコメントをしゃべるということなのだ。実際、大勢の人たちの前で何かコメントするなんて、それこそ10年以上も前の、集A社で賞を取った時の授賞式以来かもしれない。

「いやー、事前にお知らせしないでいきなりしゃべってもらったほうが、嬉野さんの場合はいいコメントが出てくると思ったんですよ」
どこまで本気なのか、編集さんたちがそんなことをいっていたが、いわれてみれば確かに、数日前からどんなにいいコメントを考えておいたとしたって、現場で咄嗟にそれが出てこなければ意味がない。実際にぼくが口にしたのがいいコメントだったのかどうか、ぼく自身、緊張のためによく覚えていないのだが、まあ、そこそこ詰まらずにしゃべれただけでもよしとしよう。

そんなこんなで授賞式が終わり、会場を移してパーティが始まった。
こうなるとぼくには特に仕事はない。せいぜい小説部門の受賞者のみなさんとおしゃべりをするとか、記念撮影に参加するとか、せいぜいその程度だ。
と思っていたら、某編集さんが、どこかで見たことのあるすらりとした女性を連れてきて、
「嬉野さん、嬉野さん、こちら森さんです」
髪をアップにされていたので一瞬気づかなかったが、森薫さんだった。
「ああっ! ど、どうも、うう、う、嬉野です!」
緊張気味に名刺をお渡しするぼく。
ビームで仕事をなさっている森さんと、ファミ通文庫で小説を書いているぼくとでは、考えてみればほとんど接点はないのだが、ぼくが『エマ』大好きっ子(正確にはドロテア奥さま大好きっ子)だと知っていた某編集さんが紹介してくれたのだ。
しまった! 今にして思えば、もっと英国紳士風の語り口で挨拶すればよかった!

とまあ、嬉しいサプライズなどありつつ、みんなで乾杯した直後、事件は起こった。

以下、次回へ続く。