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『Mi:2』日記08 2005/10/08
前回の話はこちら。以下、続き。今はだいたい1年くらい前のできごとを振り返っているところ。

『KOF MAXIMUM IMPACT』のストーリーを簡単に説明すれば、ギャングのボスがいて、それを恩人の仇と狙う主人公の兄弟がいて、最終的にボスが倒されて終わる。
こう書くとなんだか『餓狼』シリーズみたいだ。
だが、ホントに『Mi』にはこのくらいしかストーリーと呼べるものがないのである。

ボスが倒されて終わりなのは、それはまあいい。
倒されたボスが姿をくらまして「つづく」となるのも、続編を想定した終わり方としてはありだろう。
しかし、その過程がよくない。
そもそも、主人公であるアルバとソワレ、それにリアンあたりはまだしも、それ以外のキャラクターたちがKOFに参戦する動機そのものが希薄で、特に何かの目的を持って参戦しているキャラは皆無に近い。怒チームの面々やセスには、毎度お馴染みの潜入捜査という名目があるが、ほかの連中にはそれもない。
また、ラスボスのデュークがKOFを開催した真意も見えてこないし、そもそもどういう背景を背負ったキャラなのか、所属している巨大組織とはどういうものなのかということすらフォローがなかった。新キャラについても完全に説明不足だ。
OPやスタッフロールのムービーはとてもていねいに作られているのに、幕間のデモもエンディングも、まったくといっていいほどストーリー的なものを語ってくれていない。
以前もこのブログで触れたが、何しろ1試合ごとにこの、

あかはな

ハイエナというチンピラが出てきて、「次の対戦相手は○○です!」としゃべるくらいのデモしかないのである。
アルバ、ソワレ、リアンのデモは、さすがにメインキャラだけあって、もう少しマシなやり取りがあったが、それでも、決して充分なものではなかった。
そして、その淡白さは、説明書や公式サイトに活字として提示されたものも同様だった(ちなみに、この活字によるストーリーがファンに不評だったとのちに知った。ぼくも、「これはちょっと……」と思う)。
このストーリー部分の弱さは、多くのユーザーがネット上で口を揃えて主張していたことだ。ストーリー性が希薄だからこそ想像で自分なりに物語を補完できる、という向きもあるが、やはりこふの名を冠するには、『Mi』はあまりに物語が弱すぎた。

ともあれ、売り上げ的に一応の成功を見たことで、『Mi』の続編は正式に開発されることになった。
対外的には、このTGS2004で続編開発決定のニュースが初めて公表され、同時に新規参戦が決まったキャラとして、ビリー・カーンの動画も紹介された(もっとも、この時発表されたビリー・カーンは、ショウに合わせて急遽作られたもので、TGS2005で公開されたビリーとはまったく別物だった)。
当日、ぼくも会場で初めてそれを目にしたわけだが、すでにこの時、ぼくは、このシリーズのシナリオを作るのはけっこう厄介かもしれないと感じていた。

つづく。