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ポケモン暴走日記 2007/01/05
しんぴのチケット&むげんのチケット配布。

――というキャンペーンがきょうまでだったことに気づき、愕然とする夜明け。
あしたからはエレキブースターとマグマブースターの配布キャンペーンが始まるようだが、ブーバーンもエレキブルもゲットし、両バージョンともクリアしているぼくとしては、さしあたって目の色を変えるほどのものでもない。
が、しんぴのチケットだのむげんのチケットだのとなるとハナシは別だ。根気さえあればブーバーンなぞ何十体でも手に入るが、ルギアやホウオウ、ラティ兄妹といった伝説系ポケモンたちは、カートリッジひとつにつき1体しか手に入らないのだ。

ということで、午後から日本橋のポケモンセンタートウキョウへ繰り出そうとしたところ、事情がよく呑み込めていない勇者少女が、
「日本橋? じゃあわたしも行くー」
「行くのはいいが、きみはあそこがどういう場所だか知っているのか?」
「よく判らないけど、ファンシーなポケモングッズがたくさん売ってるトコでしょ?」
「違う!」
「は?」
「あそこはな、ポケモンマスターという称号に魅入られた修羅たちが東京中からやってくる魔窟なんだ! 最強を目指すポケモントレーナーたちの屍の上に築かれた修羅たちの牙城なんだよ!」
「修羅はいいから早く行こう」
親切なぼくの忠告にも耳を貸さず、行く気まんまんの勇者少女リムリム。どうもこの少女は、根本的にポケモンセンターという場所をなめているらしい。
ポケモンセンターに到着した時、この少女がウンザリ顔で「え〜〜〜!」という姿がありありと脳裏に浮かんだが、いくら口で説明しても、リムリムは意見をひるがえさない。実際に過酷な運命に直面しなければ判らないのが、このリムリムという少女なのだ。
仕方がないので、ポケモンセンターに着いたら別行動、たがいに迷惑はかけないという約定を交わした上で、リムリムを連れていくことにする。

ウチからポケモンセンターのある日本橋に行くには、地下鉄東西線で40分ほど揺られていればいい。地下街を少々歩かされるハメになるが、風の冷たいこの時期にはむしろ好都合である。
そんなこんなで日本橋駅の改札を抜け、日本橋高島屋近くの出口から地上に出てみると――。
「――あれ?」
「どうかしたかね、リムリムや」
「何? あの行列?」
丸善の前で信号待ちをしていると、ふと正面の三菱UFJ銀行本店ビル前にずらりと並んだ人の列が目に入った。年齢層でいえばくっきりぱっきり大人と子供に分かれている。要するに、小さな子供とその親御さんたちといった行列だ。
「え? 何の行列?」
目を丸くしているリムリムには、それが何なのか本当に判っていないらしい。
「そんなもの、ポケモンセンターの入店待ちの行列に決まっているだろう」
「え〜〜〜っ!」
列の最後尾の、「1時間待ち」と書かれたプラカードを持ったお兄さんを見て、予想通りにリムリムがうんざりしたような声を放った。
「この寒空の下、なんとしてもしんぴのチケットを手に入れようとする修羅たち……哀戦士風にいえば死神の列だよ。ふふふ……」
「こ、ここに並ぶのぉ?」
「イヤなら帰れ」
「うぐぐぐ……」
いまさら帰る気にはなれなかったのか、リムリムも観念してぼくといっしょに列に並んだ。

つづく。