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妄想 2008/02/14
だからさ〜、そういう相談は同性にしなよ、ね?

判らんのは貴様の頭の中身じゃあ! などと『アル伝』のリッチー先輩のように斬り捨ててやりたいところだが、珍しくリムリムが本気で困惑しているようなので、一応詳しい話を聞いてみる。
「実はさ……KくんとYくんに返事するのも当日でさ……」
「ふむ。Yくんとはきみに告白した物好きその2だな?」
「うん」
「バレンタイン当日に返事を聞かせてくれとは、ふたりともその気だということだろう? そんな男子を放課後に呼び出しておきながらチョコに期待するなとは、どう考えても無理だな、無理」
「で、でも……わたし、どう答えたらいいか判らなくて――ふたりとも、嫌いじゃないんだけど……ねえ、うれうれだったらどうする?」
ウホッ!
ふたりの男子から告白されたらどうするか、れっきとした男であるぼくに尋ねるとは、この少女もよくよく混乱しているらしい。人に好かれて気分が悪いはずがないのは判るが、告白された時にはあんなに浮かれていたくせに、いざとなると肝っ玉のちいせぇヤロウだ。
「ねえ、うれうれ……わたし、どうしたらいいかなあ……」
「知らん」
「そ、そんな……」
「なら、きみはぼくがKくんとつき合えといったらつき合うのか? ぼくがYくんと縁を切れといったら縁を切るのか?」
「それはつまり……Kくんの告白にOKしてYくんは断れって意味?」
「ただのたとえだ、バカ者っ! おまえみたいなヤツは『ポケモン』のタケシにすら見向きもされんぞ!」
「はぐっ!」
ぼくの上方向スマッシュ攻撃がリムリムの顎にヒット! ダメージ148%!
そしてリムリムは星になった。

「まあ、少なくともぼくがはっきりと断言できることはだな」
「うん」
ぼくはゲットしたばかりのきむらくん(トゥーンリンク)で『スマブラ』のラスボスと戦いながら、背後のリムリムにいった。
「きみのクラスの女子は、恋の悩みを相談する相手を間違っている。自分自身で答えを出せないきみに、あれこれ恋の秘密を打ち明けてしまった時点で、まずその恋は成就しないだろうな」
「……それ、ほめてるの?」
「ほめているわけがないだろう。……それにもうひとつ、きみのクラスの男子は、揃いも揃って物好きばかりだな。こんなBMI値が20にも満たない痩せっぽちのガキんちょのどこがいいのか、ぼくにはまったくもって理解不能だ」
「えー、なんかヒドいいわれようじゃない? ガキとかって……」
「ふつう、年頃の女の子というものは、湯上がりに全裸で家の中をふらふら歩き回ったりはしないものだ。文句があるならもう少し慎み深さを身につけてからにしたまえ」
「別に我が家の中なんだからいーじゃっくしゃん!
くしゃみの仕方からしてもはや慎みがない。

しかしまあ、男子に呆れられてフラれようが友達の女の子になじられようが、リムリムが帰ってきたら話くらいは聞いてやろう。