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妄想 2010/09/07
ぬー……。

深夜、『メトロイド』をプレイしていてリドリーでハマったため、ゲームをやめてケーブルテレビに切り替えたところ、大昔の『水滸伝』をやっていた。
ショウ・ブラザースが日本から丹波哲郎と黒沢年男を香港に呼んで作った映画で、なぜか主役が玉麒麟こと盧俊義、その最後の敵として立ちふさがるのが、盧俊義の弟弟子で曾塗市のボス史文恭。すでにこの時点でいろいろと大胆な脚色がなされており、期待とともに不安もむくむくとふくらむわけだが、一番目立つこのふたりを、丹波さんと黒沢さんが演じている。
もちろん、ショウ・ブラザース所属の香港スターたちも多数登場しているのだが、はっきりいって目立たない。とにかく丹波さんと黒沢さん、ことに丹波さん(すなわち盧俊義)ばかりがクローズアップされるのである。

『水滸伝』を読んだことのあるかたならご存じのように、盧俊義というのは108星の中でもかなりあとになって登場する大物で、北京大名府に住む大金持ちである。
これを、梁山泊に参加したばかりなのになぜかボスの座に納まってしまった宋江の兄貴が、「どうしても仲間に入れたいんじゃよ!」と駄々をこねた結果、落とし穴を掘るしか能のない呉用先生を送り込み、あれこれ画策した結果、盧俊義は賊の仲間として官憲に捕らえられ、最終的に梁山泊に加わらざるをえなくなるというのがおおまかな流れである。
ところがこの映画の宋江さまは、原作よりもさらに頭が悪かったようで、落とし穴マニアの呉用先生だけでも十二分に不安だというのに、交渉ごとにはまったく不向きな脳足りんの黒旋風こと李逵(知力10)までセットで送り込んでしまう。そして当然のように、ふたりは盧俊義を説得するどころか、逆に捕らえられて物置にぶち込まれる。
もっとも、金持ちケンカせずを地で行く盧俊義さまは、忠義者の燕青に命じてすぐさまふたりを解放し、梁山泊に帰れとさとすのだが、盧俊義の妻と密通していた番頭の陰謀により、「盧俊義は梁山泊の賊とよしみを通じている!」とのウソの通報を受けたポリスが大挙して押し寄せ、そのまま盧俊義の旦那を連行していってしまうのである。
原作では、この事実を知った宋江たちが怒涛のように北京に押し寄せて街の大半を焼き尽くし(本当)、盧俊義を救出するわけだが、映画のほうはそうストレートにはいかない。

つづく。