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妄想 2010/09/09
日本の配給会社はどこも買ってくれなかったらしいよ。

で、盧俊義とともに戦う梁山泊側の5人というのが、武松に林冲、李逵という腕力90以上の豪腕トリオはともかくとして、まあヒロインぽいからねという意味なのか、やはり1枚落ちる感の否めない扈三娘と、最後のひとりはあちこちででしゃばる石秀。そこはおまえ、燕青か花和尚にまかせておけよといいたい。
とまれ、それ以外のメンツ(宋江とか呉用とか、そのほか大勢の下っ端兵士たち)がおとなしく観戦する中、地味な戦いが始まるわけだが、香港スターたちに混じって、我らが丹波さんと黒沢さんも、棒と戟とを手にして熾烈な戦いを見せる。
ちなみに盧俊義、実はようやく鎖がはずれたばかりで、この時点でもう半分病人みたいな疲れっぷりなのだが、自分と弟子たちの強さに絶対の自信を持つ史文恭はまったく容赦しない。
やがて、順当に林冲、武松、李逵が勝利し、それを見て焦ったのか、曾塗市の軍勢が乱入しかけたりもしたのだが、それを梁山泊側の手下が逆に押し返し、次いで石秀が、両方の脇腹を刺されながらも相手の胸を刺すという、捨て身の戦いぶりで勝利(すぐに腹をボロキレで縛って平然と駆けていく超人っぷり)。最後に扈三娘が勝ったのを見て、史文恭もさすがに焦る焦る。
そんな弟弟子をついに圧倒し、どすりと棒でひと突きする盧俊義。がはっと派手に吐血した史文恭は、盧俊義に「梁山泊に行って盗賊どもの首領になれ!」と、なぜかエールを送って絶命する。

このあと、盧俊義と燕青は宋江たちとともに梁山泊へ旅立ち、さっくりとエンドロール。晁蓋亡きあとの首領の座のゆずり合いとかはいっさい描かれないが、あの流れなら、本当に盧俊義が正頭領になってもおかしくはないだろう。
とにかく、史文恭に晁蓋を殺されて「ギヌゥ……!」とか歯噛みする武松たちを描いた序盤よりも、梁山泊が盧俊義に接触して以降のほうが尺も密度もずっと上なため、「主演:丹波哲郎」と記されていても違和感がない。というか、そもそも『水滸伝』最大の悪役であるはずの高太尉がいないしな。

ぼくが「あだだだどぅ〜」とか意味不明の言語を口にしている頃の映画なので、かろうじてデビッド・チャンの名前を知っているくらいだったのだが、よくよく見ていたら、やけにストイックな顔をしている武松が、のちに『男たちの挽歌』でヘンにブレイクするティ・ロンだということに気づいた。
二時間以上観て、収穫はそのくらい