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妄想 2010/12/20
もうすぐ年があらたまるので、手帳の更新をおこなうことにする。

ここ数年、ぼくは「ほぼ日手帳」をずっと愛用している。それ以前は、電子手帳やPocketPCなどで電子的に管理しようとしていた時期もあったのだが、じきにやめてしまった。
職業柄、ぼくは細かいスケジュールを書き込むよりも、作品についてのネタやあらすじといった、思いついたことをその場その場でがががっと書き込んでいくことが主体となる。要するに、まだきちんと整理されていない、発想の断片のようなものばかりを書き留める作業が多いのだが、電子手帳では、これがどうにもやりにくい。
電子手帳やパソコンというのは、綺麗に清書されたデータを保存しておくぶんには問題ないのだが、それ以前の、ちょっとした思いつきのようなものを脈絡なく記録していくには不向きなデバイスである。そして、ぼくが出先などで書き留めておきたいのは、そういうちょこっとしたものだったりするのである。
たとえば今年の手帳のあるページには、

第7芸術=映画

とだけ書き込まれている。たぶん、澁澤龍彦を読んだ時にカッコよさげだと思ってメモしたものだと思うのだが、じゃあこれをパソコンにどう記録しておけというのか。この一文だけのファイルを作ってどこかに保存しておけというのか。
また、あるページには、

「小器用にまとまりすぎなんちゃうか? もっとハデにはじけたほうがええとおもうけどな」

などという関西弁のセリフがいくつも書きなぐってある。これは明らかに、『KOF XIII』のケンスウかロバやんの勝利メッセージの初期案だが、これだってこのあと字数を調整したりいろいろいじって、最終的にExcelファイルにしてから提出しなければならない。

そういうことを考えると、作家が使う手帳というのは――デジタル的なものを併用するにしても――やはりアナログ的なものが必要なのである。