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妄想 2011/01/03
こいつァうめェね、どうも。

今、ちょこちょこと『小詩篇』の著者校をしているのだが、その校正紙に、リム坊がカレーヌードルの汁を飛ばしやがった。
いや、いいたいのはそういうことではなく――。
今回収録される短編のうちのひとつは、以前FB onlineに掲載された伊織が幼少期の頃のエピソードで、それは同時に薬子の過去のお話でもあるのだが、そこにエルクドゥーンが登場する。
エルクドゥーンというと、一応女装はしているが、まったく女の子のフリをするつもりのないべらんめぇな美少女なのだが、今回エルクのセリフ周りを直していて、どうしてこいつがこんな時代がかったしゃべり方をするのかということをふと思い出した。
確か『戦争妖精』の第1巻を書き始めた頃、地の文の文体をシリアス寄りにするか、それともチャラチャラしたものにするかで軽く悩んで、結果、今の形になったわけだが、同時に登場人物の口調をどうするかということでも試行錯誤を繰り返していた。
伊織は最初から愛想のないぶっきらぼうな少年と決まっていたのだが、クリスはわりと難航していて、当初は無邪気+イタズラっ子という感じで書いていた。要するに、自分が幼児だということを逆手に取ってワガママを押し通す口の達者なキャラだったのである。
がしかし、そういうキャラは、マンガなんかにはよく出てくるのだが、読者視点で読むと、可愛らしさよりも憎たらしさのほうが先行しがちで、そのキャラが一度かぎりのゲストなら、

ワガママぶりを発揮して主人公をさんざん悩ませる。
     ↓
自業自得でピンチにおちいる。
     ↓
結局は主人公に助けられる。
     ↓
ちょっとは反省するけど最後にまた何かやらかしてさよなら。


みたいなパターンも可能なのだが、これが物語のキーとなる少女となると、毎回伊織を振り回すワガママさはくどすぎる。というか、伊織をああいうキャラに設定した以上、クリスがそういうキャラでは、たぶん伊織ははやばやとキレてクリスに半日正座+説教をかましていただろう。
毎回これでは話が進まない。

つづく。