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妄想 2011/05/04
お仕事お仕事。

『彼女は戦争妖精』第8巻の再校&あとがき執筆。
まあ、いつも初校の時にみっちりやるので大幅な直しはないし、細かいミスは校正者さんが拾ってくれるので、再校そのものは特に難しい作業ではないのだが、いつも迷うのはあとがきである。

思えば、ぼくが作家デビューをしてから17年がたつ。
17年! やばい、リム坊が生まれる前から作家やってる! 『KOF』と同い年! 最近の若い読者はみんな自分の子供世代かよ!
ハァハァ、ああぁ……などと、冷静に考えると頭をかきむしりたくなるほどの年月が流れたわけだが、確かにぼくは年を取って、そしてデビューした頃のぼくは若かった。それはあの頃の作品のあとがきを見ればよく判る。
いかにもついこの前まで素人だった感じがぷんぷんとするオタクっぽい話題、読者への馴れ馴れしい語り口、そして作品の登場人物たちによる三文芝居……何もかもが恥ずかしい。
もちろん、若い頃はそれでいいのだと思う。だが、自分がこの業界で長くすごしてきて、自分より若い作家さんがどんどん出てきているということを踏まえ、そして我が身をかえりみた時、はたと自分のオトナ気なさに気づいたのである。

そういうわけで、ある時期からぼくは、それまでとはあとがきの書き方を変えた。理解できる人を限定してしまうオタクな話題を避け、フランクではあっても不必要に馴れ馴れしくない、ていねいな語り口で書くことにより、「嬉野も大人になったなあ」と、ぼくを知る人からそう思ってもらえるようなあとがきに切り替えたのである。
がしかし、そうするとこう……何を書いていいか迷ってしまうケースが増えた。だらだらしたダベりがなく、オタクっぽい話題も使わないとなると、時事の挨拶→あとがきの本題→お礼のお言葉→次回予告、みたいなシンプルな流れになってしまって、要はあとがきの本題の部分の分量が増えてしまうのである。
もちろん、キャラやストーリーについてたっぷり語りたい思いはあるのだが、それによって肝心な部分をネタバレしてしまうわけにもいかない。だからあえて今回はストーリーにもキャラにも触れない! となると、本当に書くことがなかったりする。

特に今回はなあ……。