Calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< August 2012 >>
LatestEntry
Category
Archives
Web拍手

↑クリックすると↑
web拍手が送れます
妄想 2012/08/23
ひょおおおおおっ!

月末発売の『くろの』3巻の見本が届いた。第1巻の初版が完成した時、口絵に間違いがあって気が遠くなったことを今も覚えているが、さいわいアレ以降はそういうこともなく、今回も信頼の誌面作り。自分でももはや何冊の本を世に送り出してきたかよく判っていないが(たぶん130冊くらい?)、やはり見本が届くとテンションが上がる。
特に今回は毎年恒例の創刊フェア月刊なので、帯もキラキラしてるしな。

それと、ぼくはこの夏、FB Onlineのほうの「そうだ! 部活しよう!」という短編企画にも参加していて、先日その原稿も無事にアップしたのだが、それとはまた別に『くろの』の短編も書いている。たぶんこちらは9月頃に掲載されることになると思うので、お目に留まった際にはぜひ。

という話題はさておき、アニポケ。
ベルとかケニヤンをそっちのけにして進むトーナメントエピソード、今回はアイリスのチート臭いカイリューとヒカリのマンムーの対決がメイン。
双方がかくれとくせい持ちだと仮定すると、1ターン目にカイリューがかえんほうしゃ(2倍ダメ)で先制するも、あついしぼうでしのいだマンムーがこおりのキバ(4倍ダメ)で反撃。カイリューはこれをマルチスケイルでどうにか耐えきるものの、2ターン目にこおりのつぶてを食らって結局倒される、という流れのはずである。
がしかし、アイリスのカイリューはみずからアイリスのボールに入ったくせに、アイリスのいうことをまったく聞かない。そして、相手のわざをかわすということを絶対にしない。殴ってはじき返すか受け止めるか、とにかく相手のわざから逃げることなく、受け止めて反撃してみせるという、『修羅の門』でいえばジョニー・ハリスみたいなヤツである。
まあ、無印の頃にサトシのいうことを聞かないリザードンとかもいたし、カイリューがアイリスのいうことを聞かないというのはまったく問題ない。が、この展開でよろしくないのは、いうことを聞かないカイリューが、アイリスの指示を無視して純粋に自分のやりたいようにバトルして、しかも勝ってしまうという点である。
おそらくアニポケの普遍的なテーマのひとつには、トレーナーとポケモンが心を通わせ、ともに成長していく、困難を乗り越えていくというものがあるはずなのだが、このカイリューはそれをブチ壊している。アイリスが育てたわけでもなく、彼女が指示したわけでもなく、なのに不利な組み合わせであっさり逆転勝ちしてしまう。子供たちはそれを観て、「カイリューつええ! オレも育てよう!」とは思うかもしれないが、「ポケモンとトレーナーの心の絆って大切なんだね」とは思わないだろう。
もちろん、これがそういうテーマを語る上での前提になっていて、たとえば次の試合で圧倒的に有利だったはずなのにカイリューが負けて、そこでアイリスが、「カイリュー……あなたが負けたのは、わたしたちの心がひとつになっていなかったからなのよ!」とさとして両者の心の距離が一気に近くなる、というのなら許そう。
……が、もしそういう部分を全部すっ飛ばして、あまつさえこのままカイリューのワンマンバトルでアイリス優勝なんて流れになったりしたら、アニポケは映画のCMで「この夏一番の感動!」とかあおるのを金輪際やめたほうがいい。