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妄想 2014/02/20
黒歴史:こんにちは、スニーカー!

前回触れたように、96年のアタマには、Z文庫での2冊目の本が刊行されていた。実はこれらは、ぼくにとっては古巣であるSF文庫以外での初めての本である。
SF文庫では、デビューした94年の夏から95年末までの1年半の間に、5冊の本を出してもらっていたが、正直、どれもこれも売れ行きはかんばしくなく、その一方で刊行ペースは上げられなかったため、Z文庫での刊行は本当にありがたかった。
たとえ2冊でおつき合いが終わってしまったとしても!

実はこの頃(確か寒い時期だったので、95年の11月頃ではなかったかと思う)、角川スニーカー文庫からぼくのところへ接触があった。当時はまだブログもサイトも開設していなかったし、そもそも名刺も配っていなかったのに、なぜいきなりスニーカーから? と不思議に思ったのだが、のちにいろいろなかたから聞いた話を総合すると、当時のスニーカー文庫の編集長が、「最近誰か注目している作家はいませんか?」と秋津透先生に尋ねたところ、中国モノがお好きな秋津先生がぼくの名前を出してくださったらしい。
そこで編集長がぼくに連絡を取ろうとしたのだが、当時のSF文庫(=コバルト文庫)は、会社をまたいだ編集者同士の横のつながりがなく、ぼくの連絡先を知る方法がなかった。
ところが、当時のスニーカー編集部に、ゲーム系の編集プロダクション出身の人がいて、たまたまその人が少し前までゲーメスト編集部に出入りしていたことから、Z文庫の担当さんを介してぼくのところに連絡が来たのである。
そしてぼくはスニーカー文庫の編集長U氏と対面し、最初の打ち合わせ(という名の飲み)の中で、得意の中国モノだがSF文庫でやっていたものとはまるで違う、コメディ色の強い作品を書くことになった。
これが半年後、『チキチキ美少女神仙伝!』になるのである。

それにしても、95年の年末に初めて接触してから『チキチキ』の第1巻の原稿を納入するまでに半年もかかかっていないというのは、今考えてもすごいスケジュールである。確か96年のGWには原稿が完成していて、イラストレーターのせたさんとごはん食べてたりしていたからな。

がしかし、このGWに、地獄が待ち受けていたのである。