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妄想 2014/04/22
黒歴史:若いっていいね。

すべてはなかったことになったため、ぼくはもう一度集英社で仕事をすることになった。
このタイミングで担当さんも交替し、心機一転、コバルト文庫で新シリーズをスタートさせた。これが『妖精の騎士』シリーズで、あからさまに少女向けを意識したキャラクターと展開が功を奏したのか、集英社での仕事で初めて重版がかかった作品となった(実は『チキチキ』をやるまで重版というものを経験したことがなかったのである)。
その後、このシリーズを全4巻でたたんだあと、ぼくはふたたびSF文庫に戻り、個人的にとても気に入っている、『ハルマゲドン』シリーズを書くことになる。

他方、スニーカーでは『チキチキ』をやりつつ『レオン東遊記』という全3巻のシリーズをやった。これは取り立てて売れたシリーズというわけではないのだが、ぼく個人としては、バシレイデスという性格の悪い魔法使いを主人公サイドに登場させたのがエポックメイキングであった。毒舌で容赦のないこのキャラがいなかったら、おそらくアルハイムは登場しなかっただろうし、伊織もディミタールもいなかったと思う。

そしてファミ通文庫では、ゲームノベライズという形式ならではの地獄が待っていた。すなわち、ゲームのリリース時期に合わせて発売しなければならないため、夏から秋にかけて4か月連続刊行という尋常ならざるスケジュールを余儀なくされたのである(もちろんその間に、スニーカーやコバルトでも本は出している)。

たぶん、単純な分量でいえば、この頃(97年)が一番仕事をしていた。
二度とやりたくはない。