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妄想 2015/09/11
ギリギリ……。

携帯電話が普及してしばらくたった頃、ワンギリ詐欺が横行して、ぼくのケータイにも幾度となく履歴だけ残すような超速ワンギリが何度もかかってきたものだが、もう10年以上も前、たぶんワンギリではないのだが、そういう悪い人からかかってきた電話に間違って出てしまったことがある。要するに、「あんた胡散臭いサイトに接続したでしょ? だから情報量を払ってね」うんぬんとかいうアレである。
のちのちそういうメールを絨毯爆撃のように一斉送信する業者も出てくるわけだが、この時ぼくが出てしまったのは、おそらくテキトーに電話をかけまくってたまたま出た人間にプレッシャーかけて金を振り込ませるという手合いだと思う。今にして思えばすごく効率の悪いやり方だが、当時はこれでも成功しまくっていたんだろう。
で、この電話の主が何だかもう最初からいかくしてくるボーマンダのような人で、「法律にのっとって正統な情報料を支払わなければならない」とこちらに思わせる演技力が皆無。社会人経験ゼロの世間知らずなぼくでもさすがに怪しいと判る。
とにかくもう「おめえの住所も名前も判ってっから! 逃げられねえから! だからおとなしく振り込め! じゃねえとおめえの周りにおめえがこんなサイト観てたってバラすし!」と繰り返すので、内心ド緊張しながらも、「じゃあウチの住所に振込用紙送ってください。じゃ!」とだけいって電話を切った。
その後、この業者からは二度と電話はかかってこなかった。

――なんて昔話をなぜしたのかというと、先日の深夜、ぼくのスマホにワンギリがあったからである。しかも今回は、ワンギリ直後に留守電サービスにメッセージまで残してやがる。当然ぼくはその番号に見覚えなどないわけで、本当なら丸無視すべきところなのだが、こいつがメッセージに何と吹き込んでいったのか気になり、とりあえず再生してみた。

「○○タクシーでございます。ただいまお客さまのマンションの下まで来ておりますが……」

……これはアレか? 電話を鳴らすのがはばかられる深夜に迎車を頼まれたタクシーが、乗客の自宅前まで来たのを知らせるために、ワンギリ→メッセージとやったのだろうか? たぶんそれが真実なのだとは思うが、この運転手さん(ちなみに女性だった)、乗客の電話番号を間違っている! ぼくはタクシーなんか手配していないし、ウチはマンションでもないし、自宅前の通りにタクシーも停まっていない。
運転手さん、あなたは到着を知らせる電話を間違った相手にかけているんだよ!
そう思ったぼくは、一瞬、こちらからかけ直してあげようと考えたりもしたのだが、もしこれがすこぶる手の込んだ、ぼくの両親を逆手に取った新手のワンギリ詐欺だったらと思うと、ついにフンギリがつかなかった。

で、気づいたら寝落ちしていた。