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妄想 2005/04/14
森薫さんサイン会の後日談。
「ちょっとうれうれ、これ見てよ」
「ふぬおっ!? こ、これはひょっとして……」
「森薫さんにモニカ姉さま描いてもらっちゃった。うふふ」
「ふぬぬぬぬ……!」
それは、「ふふん」といわんばかりの微笑を浮かべたモニカ嬢のイラストだった。
一瞬ぼくは、ネムネムがぼくを悔しがらせるために、自分で模写したモニカ姉さまのイラストを、「森薫直筆!」とかフカしているのかと勘ぐったりもしたのだが、いかに学生時代に美術部に属していたとはいえ、ネムネムにここまでの画力はない。
するとやはり、これは森薫嬢の直筆なのだろう。
ちゃっかり「ネムネムさんへ」などと入れてもらいやがった寝ぼすけ女に対して、ふつふつと殺意がきざしてくるのを感じるぼく。
「ちょっと、どしたの、うれうれ? 顔が怖いけど」
「貴様ーっ! なにゆえドロテア奥さまのイラストをもらってこなかった!?」
「ええっ? だ、だってわたし、モニカ好きだから……」
「それはそれとして、だったら『うれうれさんへ』って一筆入ったドロテアさまのイラストを別にもらってくるぐらいのことをしろ!」
「そ、そんなムチャいわれても……」
「使えない女だな、まったく! バツとしてこれはぼくがもらっておく!」
「えええっ!? わたしの名前入ってるのに!?」
「こんなもの、唾をつけてこすればすぐに消える! そしてそこに筆跡を真似てうれうれと書き込めば……」
「あああああ、や〜め〜て〜!」

結局、「ふふん」と微笑むモニカ姉さまは、コピーを取って、森さんが『装苑』に描いたエマのイラストコラムのカラーコピーといっしょに、ウチの冷蔵庫のドアに貼った。
我が家で一番冷蔵庫を開け閉めするのはこのぼくだ。
眼福眼福。