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妄想 2007/07/11
ざるをえない。

ここ1年近く、ぼくは定期的に近所の病院に通っていて、月イチで血液検査などをしているのだが、先日の検査結果を聞きに病院へ行ったところ、もっと大きな、設備のととのった病院の先生に診てもらうようにいわれた。
詳しいことはよく判らないのだが、血液検査で出てきた数値にいくつか腑に落ちない点があるので、専門の先生に診てもらったほうがいいということらしい。紹介状を用意してくれるそうで、なんだかとんとん拍子にそっちの病院に行くことになってしまった。
今のところは自覚症状もないし、実感もまったく湧いてこないのだが、何かとてつもなくよくない病気の兆候でもあるのだろうか?

「ねー、うれうれー、ちょっと手伝ってー」
ぼくの不安をよそに、リムリムが目薬を持ってやってきた。
眼科で診察を受けたその日から、リムリムは1日4回、化膿止めの目薬を点眼している。
点眼している、というと、自分でちゃっちゃとさしているように聞こえるが、ヘンなところで不器用でビビリなこの勇者少女は、自分の目に、たった1滴の目薬を落とすことができないのだ。たくさんさすなといわれているのだが、いざとなると手が震えてうまく加減ができないらしい。
なので、目薬をさす時間になると、「手伝って〜」といいながらぼくのところへやってくる。実際には手伝うというより、すべてぼくがやっているわけだが。
「……きみ、このくらい自分でできなくて将来どうするのかね? ぼくなどは小学校低学年の頃から、ひとりで目薬をだぶだぶとさしていたものだよ」
「それはそういう時代だったんでしょ」
「目薬をさすのに時代や世代を持ち出すのはきみくらいのものだろうな」

こんな、自分では何もできないような少女が、いずれ大人になって子供を産むことになるのだろうかと、ぼくとしては首をかしげざるをえない。覇王翔吼拳を使わざるをえないのと同じくらいに首をかしげざるをえない。

今のうちにいっておくが、ぼくはきみの出産やら育児やらまで手伝ってやるつもりは毛頭ない。