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『reA』日記08 2007/07/08
『Mi』シリーズSS解説第4回。

4番目に公開された『アルバとソワレ』は、ソフトの発売後、『Mi:2』公式サイトに掲載されたストーリーである。時間軸でいえば、アルバがジヴァートマとの闘いに勝利し、ルイーゼによってグランドモスクから救出されたあとに当たる。

ソワレを失ったアルバが、実はソワレが自分に依存していたのではなく、自分のほうがソワレに依存していた――ソワレが自分に依存している状態に依存していた――という事実に直面するエピソード。ぼく自身は、ソワレに対するアルバのスタンスは、恋愛依存症の一種である共依存に似ていると捉えているが、その根底にあるのはあくまで兄弟愛であり、いわゆるBL的な要素はいっさいない(ファンが妄想するぶんにはおおいにけっこう)。
単純にいえば、完全無欠と思われたアルバにも人間的に弱い部分はいくらでもあり、ただ、ソワレの兄、グループのリーダーという立場を考えて、これまではそれを表に出せなかっただけの話である。

もっとも、アルバがその弱い部分を見せる相手がリチャードだったというのは、ファンにとっては複雑な思いだったかもしれない。ぼくとしては、リチャードには若き格闘家たちにとってのよき相談役というポジションをあたえているので、それをここで表現してみた。ほかにそういう役どころを任せられるキャラがいなかったというのもある。
もしアルバが弱みを見せる相手がルイーゼであったなら、女性ファンからの評価はかなりきびしくなっていたのではないだろうか。

ちなみに、提出時の正式タイトルは『アルバとソワレ――もしくはフリードリヒとヴォルフガング』だったが、少しばかり長すぎたのか、掲載時には『アルバとソワレ』にされていた。
読めば判るように、フリードリヒとヴォルフガングというのは、アニメのラストシーンでアルバが拾ってきたあのネコたちの名前であり、アルバが愛読しているニーチェゲーテ――フリードリヒ・ニーチェとヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテに由来する。
アルバはネーミングのセンスが悪いというより、生真面目なドイツ人気質の持ち主なのだと思う。