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妄想 2007/10/10
ロード長い&シークうざい。

ぼくとシムのまち』(以下「ぼくシム」)が『どうぶつの森』(以下「ぶつ森」と比較してどう違うかの研究をしてみた。

1:ゲームの目的について
 シム(=「ぶつ森」でいうところの村人)の依頼に沿って家具や家を作ってやり、スターレベル(=街の幸福度)を上げ、その繰り返しによって街を発展させていくのがゲームの主眼。「つり」のようなミニゲーム的なものもあるが、それも家具作りに必要なエッセンスを採取することが目的であり、単体で遊んで面白いとはいえない
 また、ほかのユーザーとの通信機能や内蔵カレンダーとの連動による季節の移り変わりなどがなく、それに合わせたイベントが存在しないため(昼夜のサイクルは一応ある)、おのずと家具作りが遊びのメインとなる。
 家具作りはこのゲームの一番のキモともいえる要素で、「ぶつ森」にはない楽しさがある

2:キャラメイキングについて
 肌や髪の色、ヘアスタイル、目、口、眼鏡、フェイスペイント(2種類あるがどう見ても同じ)などを個別に変更可能で、会話時の声の質や高さまで設定できる。また、ランダム生成も可能。また、ヘアスタイルとコスチュームはゲーム中での進行に合わせて少しずつ増えていく。
 ただし、それでもコスチュームの総数は「ぶつ森」よりかなり少なく、男女の区別もない

3:シムについて
 職業を持つ特殊なシム(=住居が店舗と兼用になる)と、そうでない一般シムとに大別される。家具作りを主人公に依頼してくるのは前者の職業シムで、実質的に、これらのシムを街に引っ越しさせてその依頼をこなしていかないかぎり、スターレベルを上げることは困難。
 2種類のシムを合わせても、その総数はぶつ森よりかなり少なく(計80人?)、会話パターンも貧弱。どちらのシムも、プレゼントを繰り返すことで、「知り合い」→「友だち」→「親友」という具合に関係性が変化し、「親友」になれば、そのシムが着ているコスチュームとヘアスタイル、もしくは特殊な「せっけいず」が手に入る。
 シムひとりひとりにプロフィールが用意されており、その内容はかなりアメゲー的。

4:シムとのコミュニケーションについて
 主人公がシムに対して行えるアクションは、基本が「話す」、「やさしくする」、「いじわるする」、「ものをあげる」の4種。それぞれの行動を取ることでシムの好感度が変化し、場合によってはエッセンスが入手できる。また、特定の家具の前に立つことで、「手をあらう」、「ビザをやく」、「本をよむ」といったアクションも可能。
 そのほか、主人公以外のシムが自発的におこなうアクション(「ブックパーティー」、「ぎしき」など)に主人公が「さんか」することも可能だが、これらの特殊なアクションを、主人公が主体となって起こすことはできない。

5:家と家具について
 家の外観はかなり自由にカスタマイズ可能だが(ゲームの進行に合わせて使用できるパーツが増加する)、屋内の広さはつねに一定。外観が二階屋であっても中はかならず平屋で計3部屋に固定されている(リビング×1、小部屋×2)。
 家具の外観もかなり自由に変更可能で、エッセンスを使った装飾やペイントも可能だが、「ぶつ森」のマイデザインのように、ドットを打ってデザインすることは不可能

6:ゲーム中のマップについて
 メインとなる街エリアのほかに、ゲームの進行状況に合わせて、森、砂漠の2つのエリアが追加されるため、「ぶつ森」よりかなり広い。また、エリアの増加に比例してシムの家を建てられるポイントも増えていく。
 ただし、主人公の家とそれに付随する工房は、建てられる場所が最初から決められている。また、公園や花壇に特定のエッセンスを植えて木に成長させることは可能だが、季節の移り変わりがないため、外見的な変化はない(肥料のやりすぎで枯れることはある)。

7:コレクション性について
 自分が出会ったシム、手に入れたエッセンス、手に入れた設計図の3つがリストとして閲覧できるものだが、いずれもコレクションできるものは「ぶつ森」よりはるかに少なく、そもそもふつうにプレイしているだけでリストの大半は簡単に埋まってしまう。
 そのため、コレクション性によるモチベーションの維持は困難


以下、個人的な感想。
なかなか面白いとは思う。家具作りにはまれる人なら買って損はない。日本市場を意識したのだろうが、キャラクターも可愛く作られている。
ただ、それでもまだ、インターフェイス周りやエッセンスのモチーフになっている題材、シムのセリフ回しなどがあまりにアメリカナイズされたままなので、シムのデザインだけではどうしようもない、日本人にとってのとっつきにくさは残っている。端的にいえば、Bボタンがキャンセルではないあたりがすでによくない。
もし続編が出るのであれば(少なくとも日本国内の売り上げを見るかぎりでは出ないだろうが)、まずはwiiでのうまいメモリ管理のやり方を考えたほうがいいと思う。
マップの切り替え時ならまだ許せるが、家に入るだの木を切るだの会話するだの、そんな基本的な行動のたびにしゃかしゃかディスクを読む。昼夜が入れ替わってもウインドウを開いても読む。そしてディスクを読みながらだと、キャラの動きがロボットのようにぎこちなくなる。
そもそもwiiは、「ゲームの起動を高速化してユーザーを待たせない」マシンのはずだが、ゲーム中にロード画面が1分以上も表示されるのは(ホテルに入る時にこのくらい読み込む)、いくらなんでも長すぎる。


結論。
「ぶつ森」のwii版に、「ぼくシム」の家具作りが搭載されるといいんじゃないかな。