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妄想 2006/05/06
ちょっと実家に帰っていた。

ぼくの実家は栃木県の南のほうにある。
週に何度かSLが走る第三セクターのローカル線があることで、ごく一部では有名なのではないかと思うが、とにかくそういう田舎だ。

だからというわけではないが、ウチの実家の庭先で、キジを見た。
「キジがいる」
庭に出ていたぼくがそういうと、家の中で『ぶつ森』をやっていたネムネムがいそいそと外に出てきた。
「どこ? マジで?」
「あそこにいる」
ウチの実家の庭は、どちらかというと家庭菜園といったほうがいいような庭なのだが、その端のほう、緑の草がもっそりとしげるあたりに、真っ赤なトサカを持った鳥がひょっこり顔を覗かせている。トサカの赤さや黒とも緑ともつかない艶のある首周りのカラーリングはシャモを思わせるが、その下に続く翼の部分は茶色っぽい。
何より、剣の切っ先のように鋭く細長く伸びた尾羽は明らかにキジのソレだ。

野生のキジたちが、ウチの庭を含むこのへん一帯を自分のテリトリーにしているという話は、実は前々から親に聞かされて知っていた。数年前にも、同じ庭をうすうす散策しているキジを目撃したことがある。
ただ、その時見たのはヒドく地味なメスのキジで、オスのキジを目撃したのは今回が初めてだった。クジャクなどといっしょで、キジもまた、メスよりもオスのほうがずっと派手なのである。

どうやらそのキジはエサになる虫やミミズを捜しているらしく、ときおりけったいな鳴き声をあげながら、しげみの中に首を突っ込んでうすうすやっている。
ほんの数メートル先にいる人間を警戒する様子もなく、悠然と何かをついばみ続けているキジを見て、ぼくはまたエラくふてぶてしい鳥だと思っただけだったが、鳥好き人間のネムネムは、都会ではまず見られない野鳥(?)の出現にいたくご満悦のようだった。

しかし、だからといって、
「うれうれ! アレ生け捕りにして!
とかいわれても困る。