<< 妄想 2007/03/03 | main | 妄想 2007/03/07 >>
 
Calendar
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< March 2016 >>
Category
Archives
Web拍手

↑クリックすると↑
web拍手が送れます
妄想 2007/03/05
なぜだかいまだに判らん。

考えてみると、ぼくは中国モノでデビューした。
あの頃は資料になるような書籍も少なく(売っていないという意味ではなく、ぼくが持っていなかったという意味だ)、社会風俗の参考になるようなビデオも手もとになかった。
にもかかわらず、ぼくは中国宋代を舞台にした小説を書いた。

あれから10年以上たつが、なぜそんなものを書いたのか、いまだによく判らない。
たぶんその当時は、「これだ!」と思って書いたのだと思うのだが、そう思ったきっかけが何だったのか思い出せないのである。
あの頃、香港映画界では武侠モノ(中国の時代劇)が空前のブームで、それが少し遅れて日本にも入ってきていた。ガンダムファンなら一度は耳にしたことのあるはずの東方不敗風雲再起という名前は、いわずもがなだが、ツイ・ハークの武侠モノ『スウォーズマン』シリーズの登場人物やサブタイトルから持ってきている。
だから、あのあたりのブームがきっかけで、ぼくも中国モノを書くようになったのかもしれない――とも思ったのだが、実際にぼくが『スウォーズマン』を見たのはデビュー後のことで、受賞作を執筆していたのは、それよりさらに1年ほど前のことだった。
となると、なぜぼくはふつうのファンタジーとかではなく中国モノで応募などしたのだろう?

今となってははっきりとしたことは判らない。
まあ、一番考えられそうな理由としては、もともとぼくは『西遊記』や『水滸伝』や『封神演義』なんかが好きで、その影響で漠然と中国的なモチーフに心惹かれていたから――なのではないか。

ということで、近いうちにまた中国モノをやろうと思う。
というか、出るのだが。