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妄想 2011/09/07
ドクロ。

観てからの最初の感想は、とにかく若いということだった。
みんな若い。たぶんそれはこのキャストを選んだ時からの狙いなのだと思うが、とにかくみんな若い。捨ノ介、天魔王、蘭兵衛がみんな20代。そのせいで家康まで若く見える不思議。
古田捨ノ介の魅力というのは、オッサンならではの余裕とか色気とか、沙霧から見た場合の包容力や安心感なのだと思うけど、今回の小栗捨ノ介には、余裕や安心感みたいなものはあまりない代わりに、いきおいや熱さというものがあった。ついでにいうと外見的なカッコよさもある。
古田捨ノ介は、ただそこにいるだけだと女にだらしのない二枚目半くらいのオッサンだが、信念を持って動くことによってカッコよく見える。
対する小栗捨ノ介は、玉転がしの設定もないし、ただ立っているだけでカッコいい(という劇中設定になっているように思える)。そこは大きな違いである。

このへんはもう、好みの問題だと思う。ちょっとたるんだオッサンならではのカッコよさが好きな人もいれば、ビジュアルからしてすでにカッコいいという主人公を求める人もいるだろう。
ぼく自身は、動かしがたい二枚目のくせに古田捨ノ介を踏襲しようとした染五郎捨ノ介、エセビジュアルメガネキャラを確立した粟根蘭兵衛、どこか狂気を帯びた森山天魔王が好きだ。
それぞれのバージョンにそれぞれのおいしいところがあるので、どれが一番とは決められない。

ただ、無界里の描き方は、2004年、1997年版のほうがよかった。荒武者隊と女たちの日常とかも描かれていたし。何となく第一幕が急ぎすぎてたように思える。
それと、終盤の100人斬りのシーンも、以前のバージョンでぽんぽん刀を投げて交換という殺陣を見てきているので、そういう意味では、今回のはやや驚きが足りなかった。

とはいえ、トータルではやっぱりカッコいい『髑髏城』だった。