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『Mi:2』日記10 2005/10/13
前回の話はこちら。以下、続き。

これは、あくまでその打ち合わせの時に聞いた話からぼくが推測したことだが、どうやら『MAXIMUM IMPACT』は、こふ10周年に合わせるために開発期間が短かったことや、プロジェクトにかかわるスタッフ数の不足から、ストーリーを細かい部分まで作り込むことができなかったらしい。
そういう忸怩たる思いがあったからか、『Mi:2』ではきちんとしたストーリーを用意したいとH部長はいっていた。
この『Mi』シリーズは、こふという看板を担いではいるが、ナンバーつきの本家の外伝というよりも、それとともにこれからのSNKをささえていくような、独立した一本の柱にしていきたいとのこと。もちろん成績次第という条件つきではあるが、『Mi:2』だけで終わることなく、さらにその後も続けていきたいという。

ファンの中には、安易に続編を出し続けることに抵抗を感じる人もいるが、逆にそれを歓迎する人々がいることも確かだ。でなければ、毎年リリースを続けてきたこふが、ここまでファンから支持されてきたはずがない。
実はぼくも続編大歓迎のタイプで、この時もSNKのみなさんに、『龍虎』の続編は、『餓狼』、『月華』の続編は出ないんですかと、年甲斐もなく食い下がったりしていた(『風雲』についてはその存在を素で失念していた。ごめん)。

「ですから」
と、H部長がかさねていった。
「嬉野さんに全面的にお任せします。新キャラやボスキャラも含めて、ストーリー的なものは全部」
「でも、『Mi』ってすでに主人公が決まってますよね? 周りをかためる『Mi』オリジナルのキャラもいますし……そういうのはこのまま生かしていく方向で、ということですか?」
「はい」
だそうだ。
作業としては、ストーリー的に弱い作品のメインキャラや設定を引き継ぎつつ、続編でのストーリーを盛り上げていくことになる。
ただ、ある意味では怪我の功名といえるのだが、そもそも『Mi』には引きずらなければならないストーリーや設定というものがほぼ皆無で、続編とはいえかなり自由にやらせてもらえそうだということ、そしてプラットフォームがPS2なのでテキスト容量のことは気にしなくてもよさそうということ、この2点は好材料だった。

それに、主人公のふたりもなかなかグッドルッキングなキャラクターである。
炎をいっさい使わず、おまけにふたりセットの双子というのは、これまでのこふの主人公にはないパターンだ。動かして遊ぶキャラクターとしても京やK'とはまったく異質なものになっているし、冷淡そうに見えつつ弟思いの兄+兄貴至上主義の軽〜い弟という組み合わせは、狙っていたのか偶然なのか、いわゆる同人向けにも人気が出そうなキャラのように思えた。
このふたりを中心に、話をどう転がしていけばいいか。

そういうことをいろいろと考えながら、ぼくは京葉線に揺られて帰宅した。
ギャラがどうのということはすっかり失念していた。

つづく。