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妄想 2012/07/06
『カルチョビット』体験版。

なかなか面白い。
という話題とはまったく関係ないのだが、夕方、吉祥寺まで買い物に行った帰りのバスの中でのこと。
最近の若い人たちには信じられないことかもしれないが、今でこそケータイの着信音というのは、CDとかミュージックプレイヤーのそれと同じ、いわばフツーの音楽を流せるレベルになっているわけだが、昔のケータイは同時に鳴らせる音が最大3和音とか5和音とかかぎられていて、その音源も貧弱だった。まあ、ファミコンみたいな音しか出せなかったと思ってもらえればだいたい合っているだろう。
で、そういう制約がある中で、機種によってはポチポチと自分で設定することで、それなりに“曲”を再現することもできた。たとえばぼくがピッチからケータイに乗り換えた時に設定した着メロは、『餓狼2』のテリーステージの名曲「クリキントン」だった。
古いケータイならこういうことができた、というのが前提。

「帰ったら選手育成しなきゃな〜」などとぼんやり考えながらバスに揺られていた時、ぼくの耳に、近年ではついぞ聞くことのなかったチープな電子音が飛び込んできた。和音数でいえばファミコン以下、明らかに古い世代のケータイの着メロである。しかもそれが、初代『ガンダム』のエンディングときた(「永遠にアムロ」っていう曲)。
「すわ、いったいどのような古オタクが!?」と思ってあたりを見回してみたのだが、そんな着メロを設定しそうなオタクはバスの中にぼくひとり。というか、ぼくだってそんなに古いケータイを長年使い続けることはできない。基本、ぼくらみたいな人種というのは新し物好きだしな。
結局、ごそごそとバッグを開いてケータイを取り出したのは、ぼくの母親といっても通用するくらいの年配のおばあちゃん。
「……そのケータイと着メロ、いったいどういう経緯で使ってらっしゃるのか、お聞きしてもよろしいですかい?」
という疑問の言葉を呑み込み、ぼくは静かに目を閉じた。