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妄想 2007/11/22
ある日。

鼻歌混じりに風呂掃除をしていたリムリムが、お湯張りボタンを押して戻ってくるなり、きょう届いたばかりの『世界樹の迷宮』の見本誌を読んでいる。
「わたしはオトワカがいいなー」
ゲームの『世界樹』をやったこともないくせに、知ったふうな口を聞く小娘をよそに、陸遜で遊ぶぼく。
「そんな女みたいなキャラのどこがいいわけ?」
横目にゲーム画面を見てほざくリムリムのお気に入りは、これだって充分に女顔の周瑜だ。
「ムービーになったら教えて。観たいから。特にエンディング」
文句をいいつつ観るのか。
数分後、「ふにゃにゃにゃにゃ〜」というカンジの、エナジードレインか毒でも食らったかのような、ヘンなブザーが鳴る。
「――あ、お風呂の栓するの忘れてた」
またかよ。

リムリムがまたもや鼻歌を歌いながら入浴している裏で、ぽみぽみと『真・三國無双5』をプレイ続行。ようやく陸遜伝も終盤へ。
「あっ? もしかしてクリアした? エンディング?」
ステージクリアのBGMを聞きつけたのか、脱衣所からリムリムが飛び出してくる。全裸にバスタオル1枚という恰好で、ガチガチブルブル震えながらゲーム画面に見入る勇者少女。そこまで寒いはずはないのだが、風呂を出たあと洗濯機を回していたらしく、軽く湯冷めでもしたのだろう。
「うううううう……」
別にエンディングに感動しているわけではなく、寒さに耐えているリムリム。それを観終わると同時に、くしゃみをしながら自分の部屋へと駆け込んでいく。
「うえっくしょい! うー……きょうは冷えるねえ」

可哀相に……馬鹿なのだな。