<< 妄想 2012/09/01 | main | 妄想 2012/09/04 >>
 
Calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< April 2016 >>
Category
Archives
Web拍手

↑クリックすると↑
web拍手が送れます
妄想 2012/09/02
世代格差。

夕刻、リム坊と新宿へ。『るろうに剣心』が観たいというので、ピカデリーに行ってきた。
が、昨年末からいろいろと忙しく、このところ映画館に行く暇が取れないので(この前『ポケモン』を観たのはさておくとする)、いい機会だからほかにも何か観ようということになり、同じくピカデリーで『るろ剣』から連続で観られ、なおかつぼくが観たいものを……と捜した結果、『プロメテウス』に決定。

コミック原作の映画化はたいてい失敗する、といわれているが、個人的に『るろ剣』は、コミック原作の映画では『忍たま乱太郎』に並ぶ傑作だと思う。結果的に佐之助との因縁話がざっくり削られてしまってはいるが、剣心の過去来歴+薫との出会い〜刃衛との戦いまでを2時間の枠に見事にまとめてある。
何より、ハリウッドとも香港とも違う、あのアクションがいい。いわゆるチャンバラではないのだが、あれを観るだけでも価値があるのではないかと思う。

一方の『プロメテウス』。事前にいっさい情報を仕入れていなかったので、ぼくがこの映画について知っていたのは、CMで流していること+監督がリドリー・スコットということくらい。だが、そのリドリー・スコットという名前とCMでもちらちら映る謎の建築物のデザインラインを見れば、「これはもしや……?」と思うのは当然の流れ。
ここからちょっと隠す。

観ていればすぐに、これが『エイリアン』の前日譚だということは判るのだが、同行していたリム坊には、それがまったく判らなかったらしい。特にラスト、寄生されたエンジニアから怪物(=エイリアン)が生まれたシーンは「?」となったのではないか。
『エイリアン』を知っているぼくら世代からすると、「最後の最後でやっと出たよ!」な感じなのだが、知らない人には、「え? 最後に出てきたあの怪物、出したっきりでフォローないの? 何で出したの?」となるのだろう。おかげで上映後に『エイリアン』という映画とつながってるんだということを説明するはめになった。

ただちょっと気になるのは、アンプルから染み出る黒い粘液生物と、中盤に登場したヘビ状の爬虫類がまったく別種の生物なのかということである。
粘液生物は、
1.人類のオスの体内に寄生し、生殖行為を介してメスの子宮にチェストバスターもどきを生みつける。
2.メスの腹部を破壊して誕生したチェストバスターもどきは短時間で巨大なフェイスハガーもどきに成長し、別の人類を捕らえて体内にソルジャーを生みつける。
3.人類の肉体を破壊し、ソルジャーはほぼ成体の状態で誕生する。

という、かなり面倒な過程をへてエイリアンを誕生させる、「兵器としてはどうなのよ?」的なシロモノなわけだが、じゃああのヘビは何だったのか。
このヘビの体液が強酸性を帯びていたことを考えると、これもエイリアンの一形態なのだとは思うのだが、こいつは生物学者のオッサンの口にもぐり込み、タマゴを生みつけたとおぼしい描写はあるものの、その後どうなったのかまったく描かれないのである。その代り、この時にとばっちりで体液を浴びて上半身に大ヤケドを負った地質学者のほうが、なぜか怪物化してプロメテウス号に戻ってきたりしたが……。
まあ、地質学者の先生のほうは、ばったり倒れて瀕死になったところを粘液生物に寄生され、バーサーカー化したとすれば納得できないこともない。たぶんホロウェイ博士も、火炎放射器で焼却処分されなければ、ああしてバーサーカーになっていたのだろう。
きっとこの段階の生物兵器は、オスをバーサーカーに変え、メスをエイリアンの苗床にする、1滴で2度おいしい兵器だったんだな、うん。

で、結局あの星のエンジニアたちが絶滅したのはどうして? 単純にエイリアンに滅ぼされたから?