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妄想 2005/11/30
緊急事態。

月曜日は集英社コバルト&スーパーダッシュ文庫のパーティがあった。
とはいうものの、実はぼくはその集英社の原稿を待ってもらっている身なので、
「ふむ、タダ酒でもいただくとするか」
などとのんびり構えてはいられない。
担当さんに挨拶をすませ、スケジュールを確認し、おみやげだけもらってささっと帰宅するつもりでいた。
ところが、パーティ会場に行ってみると意外なかたと遭遇。
「こんばんは、嬉野さん」
「あ」
それは、このサイトのデザインや徳間書店のぼくの本のカバーデザインなどでお世話になっている、ムシカゴグラフィクスのスズキクモ氏&百足屋ユウコ女史のおふたりだった。
なぜこのふたりがここに!? と、一瞬驚いたのだが、よくよく考えてみると、ムシカゴさんはスーパーダッシュ文庫でもデザインの仕事をしているので、集英社から招待状が届くのは当たり前なのだった。
そこでおふたりとあれこれしゃべっていたぼくの脳裏に、その時、ネムネムの言葉がよみがえってきた。

「会場でもらえるおみやげは、わたしがもらって嬉しいものを選んできてね」

コバルトのパーティというのは、女性作家さんが多いせいか、散会の時にもらえるおみやげがお洒落である。普通は自社の最新作やら話題作を持たせて返らせるところを、コバルトでは、CDブランドのちょっとしたグッズなんかを配るのだ。
「ちょっと百足屋さんにお尋ねしたいのですが」
「はい?」
「ここにあるおみやげの中で、女性としてはナニが一番もらって嬉しいんですかね?」
「え? おみやげ? もらえるんですか?」
「はあ。以前は黒いラビットファーのトートとかもらって帰って、ネムネムのご機嫌取りに使ったりしたこともありました」
ちなみにそのトートは、今はタンスの中で眠っている。
そこでぼくたち3人は、おみやげのサンプルを前にして、おのおの持ち帰るブツの物色にかかった。
「これ、男性は何をもらっていけばいいんですかね?」
「一応、紳士用のマフラーとかありますけど。あとお財布とか」
「このバスボムとかの詰め合わせはどうですか?」
「そのお店、吉祥寺にデカい支店があるので、持って帰ってもあんまり嬉しくないです」
「エディアールのジャムのセットは?」
「食べたら何も残らないのは哀しいよね」
「あ、このポーチみたいなの、アニエス・ベーだ。たぶんあっても使わないけど」
というようなやり取りの末、結局ぼくは、「どう考えても普段は絶対に行きそうにないショップのアイテム」という観点から、アナ・スイのグッズを持って帰ることにした。ビューラーとか毛抜きとか小さなハサミとかがセットになった、おそらく目もとのオシャレに役立つアイテムなのだろう。

それを持って、ぼくはひと足早く家路に就いた。家に帰ったら、まずあの仕事を上げて――。

*****************************

月曜日の夜の出来事を、こうして今頃になって記しているのにはわけがある。

きのう、ぼくが今メインで仕事に使っているパソコンが危篤状態におちいった。*
ハングアップするとか、処理落ちするとか、もはやそういうレベルではない。
ハードディスクの作動音にイヤなノイズが混じり、カーソルが砂時計のまま止まり、やがて画面が真っ青になって英語の警告文が表示される。MS-DOSの全盛期によく見たような画面だ。
そうなるともう、もとには戻らない。強引に電源を落とし、ふたたび起ち上げても、しばらくするとまた画面が美しい青に。
とりあえず、今この文章はもう一台ある旧型のパソコンで書き込んでいるが、かなり昔に弟くんに組んでもらった自作パソコンということもあり、今となってはこちらもかなり動作が不安定である。
何より、やりかけの仕事のデータは、危篤におちいったパソコンのデスクトップ上のフォルダ内にあるのだ。
一度ハードディスクの中身を綺麗にして、最初からインストールし直すべきなのだとは思う。
だが、そうすると書きかけの原稿まで消失してしまうし、無線LANやらネットやらの設定をもう一度やり直すのもひと苦労である。何よりそれは、iTunesの中にある膨大な音楽データまで失われるということを意味している。

正直、どうしたらいいかさっぱり判らない。
ううむ……。
いろいろと問題は山積みだが、とにかく、原稿の回収から始めなければなるまい。



*あくまで2005年11月の出来事であり、現在はニューマシンに切り替わっている。