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『Mi:2』日記17 2005/11/02
たた、たっ、たいへんだよ、デカユサっ! ○○○のスカートがっ!

SNKから、α版『Mi:2』の新しいのが届いた。時間がないのであまりいじれていないのだが、少し遊んだカンジでは、前回のものと違って、今回はかなりハングアップしにくくなっているようだ。前のバージョンでは途中でハングして確認できなかったキャラたちのエンディングも、今回のバーションで最後まで見られた。
それに、一部のキャラでは対戦前の登場デモなどもしっかり追加されてきた。BGMもコスチュームも続々追加されている。
その一方で、「特定の系統の必殺技」を使用すると、ポリゴンパーツがそっくり消失する(透明化する?)キャラを何人か発見した。
たとえば○○○で1ラウンド勝利後、次のラウンドが始まるまでに「××××××」を連発していたら、スカートのパーツがぽろっと取れた。
パンツの色は秘密だが、後ろで見ていたリムリムの視線が痛かった。
同じような現象は新キャラのナガセにもあって、「△△△△△△△△ー」を使うとパーツが取れる。
こちらの場合、取れるのは髪の毛のパーツだが。
いずれにしろ、この程度のバグはあちらでもすでに見つけているだろうし、いちいちこんなところで報告するまでもないのだが、万が一スカートがはずれるのが仕様だったりしたらと思うと、CEROが怖くて夜も眠れない。

という一種の業務連絡はここまで。
前回の話はこちら。以下、続き。今回は少し長め。

大阪での打ち合わせをすませた時点で、具体的にぼくが任された仕事は、

・『Mi:2』のメインストーリー作成
・オリジナルキャラクターの設定作成
・各キャラのストーリーモードの中間デモ、エンディングのシナリオ作成
・オプションモードでの各キャラのプロフィール作成
・雑誌に掲載されるオフィシャルストーリーなどのテキスト作成

といったところで、このあとさらに、

・対戦前の特殊演出案、通常演出案の作成
・オープニングムービーのシナリオ作成
・スタッフロールムービーのシナリオ作成

などが加わった。
このほかにも、細かいやり取りを毎日のようにF氏と繰り返すことになるのだが、中でも最優先だったのが、オリジナルキャラクター作りと中間デモ、エンディングのシナリオ作りである。
これは、モーション撮りやアフレコなどの関係で、かなり早い段階に仕上げなければならない。

中間デモというのは、対戦と対戦の間に入るデモのことだ。
『KOF MAXIMUM IMPACT』の時は、アルバとソワレ、リアン以外は、以前にも触れたように、1戦ごとにハイエナというチンピラが出てきて、次の対戦相手を告げるというデモしかなかった。アルバたちにしたところで、基本的にはハイエナとの一対一のちょっとしたやり取りだけなので、見ても見なくても大差ないというより、いっそないほうがゲームがスムーズに進行するという、いい方は悪いが、つまりはそのくらいのデモだった。
まあ、世の中には、

あかはな

こいつが好きという少女も稀にいるわけで、そういう向きにとっては楽しいデモなのかもしれない。

しかし、今回は違う。
アルバたちだけでなく、今回はどのキャラにも、中ボスやラスボスとしっかりしたやり取りをしてもらうことになった。もちろん、一枚絵のようなCGの下にテキストで会話が表示されるのではなく、おのおののキャラが演技をしながら、きちんとフルボイスでしゃべってくれるのである。
TGS2005で公開された『Mi:2』の出展映像の中で、新キャラのナガセやルー(というのはルイーゼの愛称だ)がしゃべっているのは、この中間デモのほんの一部分にすぎない。ソワレがアルバに向かって「行けよ、兄貴」といっているのも同様だ。
この、各キャラの演技とセリフの両方を、ぼくがシナリオの形で指定することになった。

そして、ぼくが『Mi』で一番納得がいかなかったエンディング部分も、これまたきちんとしたものを作ることにした。
ただ、ぼくが調子に乗りすぎたために、最初に叩き台として提出したアルバのデモ&エンディング案は、開発のほうから長すぎるというダメ出しをもらってしまった。全キャラにこのボリュームを割いていては、とても容量と製作期間が足りないという。
携帯ゲーム機で製作した某こふの時のような字数制限、容量制限はないと思っていたのだが、映像や音声も含めたトータルでは、やはり制限があるらしい。いや、それよりむしろ重要なのは製作期間のほうかもしれないが。

だが、こふキャラがお決まりのセリフ以外にゲーム中でぺらぺらしゃべるというのは、実際に目にすれば、おそらくかなり感動するだろう。『Mi』にいくつかあった、お馴染みともいえる対戦前のかけ合いでさえ、ポリゴンモデルが演技し、しゃべっているのを見ると、非常に目新しく映る。
そういう意味では、フルボイスでの芝居はやはりいい。とてもいい。

……と、ここまで調子よく書いてからふと思った。
なんだかゲーム雑誌や関連サイトにもまだ載っていないような情報を、ぼくは気安くぺらぺらとしゃべりすぎているような気がする。

つづく。