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ウレユサ日記07 2005/12/03
アニメ版こふが公開された。

実はぼくも、完成したものを見るのは初めてだ。
アニメ版に関してぼくがやったことというのは、基本になるプロットを4本分提出することと、それをもとにしてアニメスタッフが上げてきたシナリオを読み、マズいところを修正する、という作業くらいのものだ。
実際には、シナリオ面でいろいろと変更したい箇所はあったのだが、スタッフのスケジュールの都合もあり(何しろ多忙な9スタだしね!)、すでにその時点で絵コンテが完成していた部分に関しては修正することもできず、セリフのチェックくらいしかできなかった。
もし可能なら、今回のような脚本監修ではなく、脚本として、最初から最後まで自分で書いてみたかったという思いはある。ただ、アニメの素人が脚本家気取りでしゃしゃり出ていって、製作現場の雰囲気を最悪にしてしまうケースというのもままあるので、やはり監修程度でよかったのかもしれない。

今回のアニメ版に関しては、脚本家さんの意向で、「4本つなげて見た時に1本のストーリーとしてまとまる」ということを優先している。
当初ぼくは、セリフのほとんどないイメージビデオみたいなものを想定して、内容的にバラバラなプロットを4本提出した。「新旧主人公対決編」、「サウスタウン編」、「巻島博士編」、「アッシュ&ベティ編」の4本だ。
これがそのまま採用されずにサウスタウンを舞台にしたひとつのエピソードに統合されたのは、ひとつの作品にまとめたほうがトータルでストーリーを見せられるという理由のほかに、キャラ数を抑える目的もあったのだろう。
登場するキャラが多ければ多いほど、そして舞台となる場所が多彩であればあるほど、アニメ製作に必要な設定は多くなる。今回は9スタの社内でキャラデザインまでやってもらっているので、発注にギャラが発生するのかどうかは判らないが、普通はデザイン画を1枚書けば、数千円〜数万円のデザイン料が必要になる。つまり、キャラクターを増やしすぎると、それにともなって制作費もかさみ、デザインを用意するためにスケジュールを圧迫してしまうことにもなるということだ。

ところが、身内にアニメーターがいる手前、ぼくもそういうことは知っていたはずなのに、今回はそれをぽっかりと忘れ、むしろこふキャラをひとりでも多くアニメで動かしてやりたいと考えて、ムチャクチャ大量のキャラを登場させてしまった。
「新旧主人公対決編」には元祖日本チームや中国チームが顔を出し、「サウスタウン編」は餓狼勢&龍虎勢のオンパレード、「巻島博士編」はネスツ造反組vsハイデルン部隊だったし、「アッシュ&ベティ編」は三種の神器が勢揃いしていた。
……今にして思えば、本当にムチャクチャである。

結果的に、アニメのほうの脚本は、それぞれのプロットのおいしい部分を切り取ってきてひとつのエピソードにまとめている。そのシナリオを、ぼくがおもにセリフ面での不自然さがなくなるように修正した、という感じだ。
まあ、中にはどうあっても直してもらわなければならないシチュエーションもあって、そういうところだけは修正してもらったが(たとえば、ぼくが最初に見せてもらったシナリオでは、庵があのベルトつきの赤いパンツのまま、オフロードバイクでウイリーしながら登場していた)。

すでに多くの人が現物を見ていると思うので、ここで書いてしまってもいいと思うが、#1での庵は、アッシュに勾玉の力を奪われて炎が出せないという設定になっている。その状態の庵にどういうアクションをさせるのかと期待していたが、さすがは攻殻スタッフである。おそらく作画参考用に『Mi』をプレイしてくれたのだろうが、炎がなくても充分に見映えのする――むしろ炎がないからこその、相手の肉や骨を削るような――肉弾戦を見せてもらった。
いやはや、眼福眼福。

ちなみに、あちこちのサイトで、「ギャングと聞いていたのに、アルバとソワレが思ったよりいい人だった」という意見を多数見た。
確かに彼らはギャングという設定だが、アウトローはアウトローでも、どちらかといえば日本の任侠――地元に密着した、一種の自警団的性格を持つ、素人には手を出さないやくざのようなものなのである。
アルバとソワレは、京&庵やK'、アッシュなどとくらべると、アーケードデビューしていない新顔ということもあり、こふファンの中では今ひとつ認知度が低いのだが、このアニメをきっかけに、少しでも彼らに関心を持ってくれるファンが増えることに期待したい。

とりあえず、あのネコは再登場する。