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妄想 2013/08/18
どうしてこんなの準新作で借りちゃったかなあ。

プレミアとリーガが開幕したので、それを観ていたら明け方になってしまった。
なので、帰京してきたネム公リム坊が起きてこないうちに、早朝から『セブンナイト・イン・アサイラム』を観る。何だかすげえ怖い映画、という触れ込みだったようだが(まあ、レンタルショップでホラー映画のあおりに「ちっとも怖くない!」とは書かんだろうな)、実際に観てみたらちっとも怖くない。
どうやら『グレイブ・エンカウンター』の二番煎じらしいのだが、怖さが薄まったと評判の『グレイブ・エンカウンター2』よりもさらに恐ろしくない。「閉鎖された精神病院を舞台に、リアリティ番組を撮影するために集まった数人の男女が想像を絶する恐怖を体験する」というコンセプトをそっくりそのまま借りているのに、『セブンナイト〜』は驚くほど怖くない。怖くないことでいうなら『グレイブ2』も怖くないのだが、あれは『グレイブ1』とセットで見ることで、「おお、こういうやり方で来たか!」と見方ががらっと変わるという意味で、怖くはないけどそこそこ面白く感じられる作品である。
ところが『セブンナイト〜』は怖くも面白くもない。致命的。
続きは興味のある人だけどうぞ。
そもそもこの作品にはホラー映画としての核みたいなものがない。
同じフェイクドキュメンタリー系のホラーでいえば、たとえば『ブレアウィッチプロジェクト』には、まずブレア村の魔女伝説というものがあって、主人公たちはそれについての映画を撮るうちに姿の見えない恐怖にさいなまれ、追い詰められていく――というのを描いていた。
『グレイブ〜』には、勝手に構造を変える廃病院と、そこの主人ともいえる頭のイカれた医者が主人公たちを追いつめていく。
ところが『セブンナイト〜』には、「で、結局何が怖いんだ?」という、恐怖の核になるものが何もない。もしかしたらあるのかもしれないが、観ている人間にはまるで判らない。主人公たちが「ここで7晩すごせば100万ドル!」という趣旨の番組撮影のためにやってきた廃病院は、確かに今は使われていないっぽいのだが、別に廃墟というほど荒れているわけではなく、何か惨劇があったという情報すらない。
つまり、何が主人公たちを追いつめていくのかまったく判らない(お決まりの患者風の怪物がちらちら出たりはするが)。何か思わせぶりなものがカメラに写って、朝を迎えるたびにビビり魔の参加者が少しずつ減っていくだけ。おまけにオチも意味不明。

ていうか、やばいなと思ったのなら途中で逃げ出せばいいのに、臆病なくせに誰ひとりとしてこの病院から逃げ出そうとしないのもどうかと思う。もう駄目だ、逃げよう!→あれっ、逃げられない!?→絶望ォ! みたいな流れがないから、観てるこっちも、「どうして逃げないの? バカなんじゃないの?」と白けてしまった。