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妄想 2013/08/20
マンC大勝。

『オーメン666』を観た。いわゆる初代『オーメン』のリメイク(正式タイトルは『オーメン』なのだが、初代と区別するためか、DVDのパッケージだと『オーメン666』になっている)。
以下、興味のある人だけどうぞ。
アメリカ大統領を名づけ親に持つエリート外交官ロバートがローマ滞在中、妻が産気づいて入院するが、あいにくと息子は死産。すると病院の関係者から、「同日同時刻に生まれた子供がいるが、母親が死んでしまったので、その子を引き取って実の子として届け出てはどうか」と提案される。何も知らずに眠っている妻のため、ロバートはその子を引き取り、我が子として育て始めるが、次第にその周囲で不可解な現象が……。

というストーリーは昔のまま。一応舞台は21世紀のヨーロッパになっているが、それ以外は本当に昔のまま。変更点を数えるほうが楽というレベルで、具体的に挙げると、

.蹈弌璽箸料闇い涼鷄兮膸箸不自然な事故で死ぬシーンが描かれている(初代にはなかった)。
▲戰ぅ蹈奪夫人が気持ち悪くない。
ジェニングス(カメラマン)の死にざまが変更されている。
ぅ蹈弌璽箸虜覆了爐砲兇泙変更されている。


このうち、,呂いぁダミアンの将来的な地位を高めようとする見えざる力の存在を暗示するためのいい演出である。も特に問題はない。
問題なのは◆△修靴騰い任△襦
正直、『オーメン』の怖さの8割くらいは、この不気味な乳母ベイロック夫人の存在と音楽である。そのベイロック夫人が気味が悪くないというのは致命的。特に初代では、イスラエルまであれこれ調べにいったロバートが、ダミアンが悪魔の子だと知り、入院中の妻にすぐに逃げるよう電話をしたあと、振り返った妻の目の前に足音もなくベイロック夫人が迫っていて――というのが、一番怖いシーンだった(その直後、妻は病室の窓から飛び降り、救急車のルーフに激突して死亡)。
ところがリメイク版では、ベイロック夫人は日中にごくごくふつうに妻の見舞いにやってきて、点滴に細工をして殺害するだけ。もちろん、ダミアンの視線が妻を護衛するSPの動きを封じるという演出があって(その隙にベイロック夫人が妻を暗殺する)、これはこれでダミアンの不思議な力を表現するシーンにはなっているのだが、怖くも何ともないというのは大問題。
すべてはこれに尽きる。怖くないホラーはダメ、絶対。

とまあいろいろあって、『オーメン2』のリメイクがなされていないところをかんがみるに、これは成功と呼べるリメイクではなかったのだろう。
それを観ていまさらああだこうだいっているぼくもたいがいだが。