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妄想 2014/06/18
きょうから『メンタリスト』シーズン5スタート。

でも、とりあえずそれはこっちに置いといて、『死霊のはらわた』。
いきなり中世イギリスにタイムスリップしてしまったアッシュ。もはや手慣れた動きで死霊の頭にレミントンをぶち込んで退治した彼を、騎士たちが「英雄の出現だ!」と褒めたたえたところで『供戮禄わったわけだが、『掘戮遼粗では、英雄あつかいから一転、アッシュは奴隷のように首枷をかけられ、アーサー王によって引き立てられていくことになる。
……何なのだろう、サム・ライミはアレか、前作の設定を微妙に変更した続編しか作れないのか。『スパイダーマン』もこんな感じなのか。
それはまあともかく、どうやらアーサー王は、ライバルのヘンリー王と戦い、ちょうど勝利したところだったご様子。そこにいきなり出現したトンチキな恰好(チェックのシャツにジーンズ、右手に直接マウントされたチェーンソーと改造レミントン)のアッシュは、アーサーの目にはなぜかヘンリー王の仲間に見えたらしい。
結果、アッシュはアーサーの城まで捕虜として連行され、恐ろしい怪物が棲む穴に放り込まれることになる。

以下、長い説明。読んでもためにはならない。
穴の底には水が溜まっており、いかにも何かが棲んでいそうな雰囲気。とはいえ、これまでさんざん白目を剥いた死霊ばかりが登場してきたこのシリーズに、いまさら『トレマーズ』みたいな怪物が出てくるはずもなく、アッシュに襲いかかるのもやはり死霊。アーサー王たちはこの手の死霊の襲撃にさらされており、どうやら捕らえた死霊をこの穴で飼い、誰かを処刑する際にここへ放り込むことにしているようだ。
丸腰のまま、死霊から逃げまどうアッシュ。それを穴の上からショー感覚で見物する城の住人たち。そこへ、アッシュが英雄だと信じる賢者(=マーリン?)が、謎の武器(=チェーンソー)を放り込み、大逆転勝利。死霊を倒して生還したアッシュは、捕虜仲間(?)のヘンリー王を逃がし、アーサー王からは天の使いとして迎えられることになる。
アッシュとしては、この国の状況がどうこうよりも、現代に帰ることが重要だった。賢者にそのことを尋ねると、「とにかくネクロノミコンが必要」とのこと。しかも、死霊たちもネクロノミコンを狙っているという。賢者いわく、死霊たちよりも先にネクロノミコンを手に入れなければ、アッシュは現代に帰れないし、アーサー王たちもたいへん困る、ほら、利害が一致してるじゃん? と丸め込まれたアッシュは、なぜかたったひとり白馬にまたがって旅立つ。『機戮叫びまくりのパニックホラー、『供戮みずから武器を取って戦うサバイバルホラーだとすれば、『掘戮呂發Υ袷瓦縫劵蹈ぅ奪ファンタジーである(しかもコミカル)。

すったもんだありつつ、アッシュは人里離れた墓所に封印されていたネクロノミコンを手に入れるのだが、それを動かす前に正確に唱えなければならない呪文をちゃんと暗記できていなかったため、死霊たちの王を復活させてしまう。やべえと思いつつ、とにかくアッシュはネクロノミコンを持ち帰り、「現代へ帰らせろ!」と主張するのだが、死霊軍団復活の引鉄を引いてしまったことで、味方だったはずの賢者にも冷ややかな目で見られる始末。死霊たちが大挙して攻めてくると知って騒然とする城内で、ひとり「いや、オレもう帰るし、あとのことは知らないし」みたいな態度を取るアッシュに、ちょこっと仲よくなったヒロインが、「わたしを守ってくれないの?」と詰め寄られて心が揺れたり。
しかしそこへ死霊の尖兵がやってきて、ヒロインをかっさらっていく。目の前で作中ほぼ唯一のカワイコちゃんを奪われたアッシュは、ひとまず現代に戻ることを思いとどまり、絶望的な目をしている人々に、「オレといっしょに戦う者はいないのか!?」と呼びかける。かなりマッチポンプな気もするが、スキンヘッドの鍛冶屋をはじめ、このまま死霊に滅ぼされることをよしとしない未開人(アッシュ談)と力を合わせ、アッシュは死霊軍団を迎え撃つ準備にかかる。
一方、「ネクロノミコンさえあればこの世界はオレのものだ!」なんて小物臭丸出しのセリフを吐く死霊の王は、さらってきたヒロインに無理矢理迫り、その結果、ヒロインは顔色の悪い魔女メイクに変わって死霊たちの女王ポジションに収まってしまう。死霊たちは次々に古い墓を掘り返してガイコツ兵を増やし、ネクロノミコンを手に入れるべく、アーサー王の城へと進撃を開始するのだった。

ふつうの武器では効果的に死霊を倒せないということで、アッシュは自分といっしょにタイムスリップしてきた愛車の中にあった科学や工業関係の本を参考に、火薬を量産。さらには鍛冶屋とともに壊れた愛車を蒸気機関によって動くように改造し、さらに車体に無数のスパイクやブレードを装着、最後の切り札として完成させる。
そしてついに死霊軍団が城へと押し寄せてくる。守る兵士はわずか60名。火薬を使ってばんばんガイコツどもを吹き飛ばしていくアーサー軍だが、多勢に無勢、ついに門が破られ、死霊たちが城内へとなだれ込んできた。だが、アッシュは愛車を持ち出し、城内の広場に踏み込んできたガイコツどもをつぎつぎに轢殺。もはや死霊に投げられて棚に激突し、あっさり動けなくなっていた『機戮虜△離▲奪轡紊呂匹海砲發い覆ぁ
そして最後はアッシュと死霊の王の一騎討ち。火薬袋ごと投石機で空に打ち上げられた王は美しくもない花火となり、ヒロインは正気に戻ってめでたしめでたし。

そしておそらく、ここから先が劇場公開版とディレクターズカット版で大きく違っているのだと思う。ぼくが観たのはDC版。
賢者がいっていた現代に戻る方法というのは、1滴飲むと100年年を取らずに眠り続ける薬を服用すること(その製法がなぜかネクロノミコンに書かれていた)。その薬を賢者に作ってもらったアッシュは、ヒロインに別れを告げ、岩山の横穴に愛車とともに引きこもる。入口を火薬で崩してふさぎ、その奥で600年間人知れず眠ろうという算段なのだが、ここでまさかの「時そば」!。「1滴、2滴……」と数を数えながら薬を飲んでいたアッシュは、崩れた岩の隙間から射し込んできた夕日に束の間意識を奪われ、1滴多く薬を飲んでしまうのである。
たちまち深い眠りに落ちたアッシュが実際に目醒めたのは、600年後の1900年代後半ではなく、それよりさらに100年後の2000年代後半。そして、すでにその時、人類文明は崩壊していたのであった(理由は不明)。廃墟と化したロンドンで、アッシュが「ノオオオオオ! 1滴多く飲みすぎたァ!」と叫んで終わる。
ちなみに劇場公開版では、1900年代後半に戻れたものの、結局また死霊と戦い続ける日々が続く、というオチらしい。

ちなみに、日本公開時につけられた『キャプテン・スーパーマーケット』というサブタイトルは、おそらく、アッシュがスーパーマーケットの店員だったことに由来するのだと思う。