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妄想 2014/07/18
ひどすぎる。

一時期はなぜかゾンビ映画だのサメ映画だのが集中放送されていたが、今週は『13日の金曜日』シリーズを毎晩2本ずつやっている。
予定通りなら、今夜はPART7、8をやるんではなかろうか。
知らない人にはたぶんどれも同じように見えるであろうこのシリーズだが(あながち間違ってない)、一応、各作品ごとに特徴を述べるとするなら、

PART1:実はジェイソンは連続殺人をしない。
PART2:実質的なジェイソンの殺人鬼デビュー。
PART3:ジェイソンがホッケーマスクをかぶる。
PART4:完結編詐欺。
PART5:ジェイソンを倒したトミーがあらたなジェイソンになる。
PART6:PART5がなかったことになってジェイソン復活。
PART7:ジェイソン対エスパー少女。
PART8:ジェイソンがニューヨークで大暴れ。

だいたいこんな感じ。実はこのあともシリーズは続いていて、一番新しいのは、5年くらい前にマイケル・ベイが手がけた初代+αのリメイク作(『スーパーナチュラル』の弟ががんばってる)。まあ、内容的には、ジェイソンが夏の湖畔でいちゃつくカップルをバラエティゆたかなやり方で惨殺していくという、これまでとまったく変わらない内容。

というわけで、興味のない人はここまででよろしい。
でまあ、今回の7、8。
PART8には『ジェイソンNYへ行く』とかいう、『星の王子さまNYへ行く』みたいな副題がついているように、ジェイソンがホームグラウンドであるクリスタルレイクから、川に流されるだか何だかで、とにかくニューヨーク湾までたどり着き、クルーズ船で青春を謳歌している学生たちをバラエティゆたかなやり方で惨殺していくという、これまた安定した内容なので、舞台が変わったこと以外は特筆すべき点はない。
問題なのは7のほうで、エスパー少女という不穏なフレーズで察せられると思うが、今作でジェイソンと最後まで張り合うことになるのはエスパー少女である(そのまんま)。
この少女(ティナだったかな?)、幼い頃から感情が高ぶると自分で制御できないテレキネシスを発揮してしまう悪癖がある。悪癖ですませられるもんでもないが、とにかくティナにはそういう厄介な持病みたいなものがあり、そのせいで幼い頃に実の父親を殺してしまう。
その心の傷をかかえて成長したティナは、超能力をコントロールすべく、野心的な精神科医の治療を受けていたのだが、ある時ふと湖を見つめ、「父さん……」などと物思いにふけったからさあたいへん。湖の底で眠りに就いていたジェイソンが復活してしまったのである!
ティナは決してジェイソンを復活させようと思っていたわけではない。というか、ジェイソンの存在すら知らなかった。「父さんが生きていてくれれば……」みたいな、死に追いやった本人としてはいささか身勝手なことを考えていたらしいのだが、その精神エネルギーが奇跡を呼んだ結果、なぜか死んだ父親ではなく何の縁もゆかりもないジェイソンを復活させてしまったという人生罰ゲーム! シェンロンにヤムチャ復活をお願いしたのに、実際によみがえったのはなぜかナッパだった、とかいうのよりさらに悪い状況である。
そしてジェイソンは、うちひしがれたティナをなぐさめたりなんてこともなく、当然のようにいちゃつくカップルをバラエティゆたかなやり方で以下略。
ただ、そこはやはりエスパー少女という特殊な属性をあたえられただけあって、ティナは途中から、悲鳴をあげつつもジェイソンに対して反撃を開始する。これまでにも、ジェイソンと戦おうとするキャラは何人か登場していたが、ティナは彼ら全員を合わせた以上に頼もしい。キャーキャー悲鳴をあげながら、周囲のものを確認し、ジェイソンを攻撃する。電線をちぎって水溜まりの中のジェイソンを感電させるだの、植木鉢を飛ばしてぶつけるだの、石油をかけて火をつけるだの。……そんな迂遠なことをせず、念力でジェイソンの首をねじ切ればさすがにそこで終了になると思うのだが、まあ、そこは演出上の問題というものであろう。
結局、ティナの超能力ではジェイソンにとどめを刺しきれず、いっしょに生き延びていたボーイフレンドとともにあわや! というところで、なぜか湖の中から死んだパパが復活し、ジェイソンを湖底へと引きずり込んだところでようやくエンド。
何だかなー、という思いがぬぐい去れない作品ではあるのだが、バラエティゆたかなギャルたちのおっぱいぷるんぷる〜んが観られるということで、おそらく総統閣下もご満足であろう。