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妄想 2014/09/14
ちなみに、『くろの』11巻の原稿は無事完成。

ぼくは、「おい、これでいいのか? かならずしもハッピーとはいえないんじゃないか?」という物語の終わらせ方がとても好きである。
というようなことは、何度もあとがきなどで主張してきた。それはたぶん、ぼくが『火の鳥』とか『ジャングル大帝』とか『水滸伝』とかウォン・カーウァイが好きなことと無関係ではないと思うのだが、とにかく当たり前のようにハッピーエンドにはしたくないのである。別にハッピーエンドが嫌いなわけではなく、そういう着地点を用意した作品もたくさんあるのだが、好みの問題で、ストレートにしあわせな終わり方をさせたくない傾向が強い、というべきか。
ただ、とことん鬱々とした終わり方の作品だと、読んでいるほうがイヤな気分になりかねないので、完全な案ハッピーにはせず、少し希望を持たせることにしている。
たとえば『戦争妖精』であれば、それは先輩が記憶を失わなかったこと――ではなく、あの戦いからうまくフェードアウトしたけんまーのふたりである。先日も触れた『虎龍』なら、それは主人公たちがそれぞれきちんとカップルとして成立したこと、先生やリュードのママがちゃんと生き延びたことである。当初は子供たちを逃がすために大人が全滅する構想だったしな。
そろそろ『くろの』が終わろうとしている今になって、自分がこれまで書いてきたシリーズを振り返って、そういうことをよく考えるようになった。