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妄想 2014/10/28
あれ?

リメイク版の『死霊のはらわた』を観る。さすがに21世紀に作られた映画だけあって、特撮とか特殊メイクとかはすごくいい。おかげでショッキングなシーンがさらに痛そうに見えるようになって、そっちが好きな人も大満足だと思う。魔道書と呪いの関係性も、より判りやすく描かれているのもいい。主人公たちがわざわざあんな不便な山中で週末を過ごすことになった理由づけも非常に自然(原典はホントに休日を楽しむために出かけたことになっているが、リメイク版はヤク中のヒロインからヤクを抜くために連れていったことになっている)。
がしかし、何というか、ここまでギトギトした引っ張り方をしなくてもよかったんじゃないか? と思わないでもない。雨宮慶太っぽいというか、ラストのどんでんが多すぎる。死霊の妨害を跳ねのけて儀式を成功させ、妹を救ってさあ帰ろう、というところで兄貴が親友(すでにゾンビ化している)に刺され、もろともに自爆してヒロインだけが助かる――で終わってもいいのではないのか? どうせ魔道書は不滅ですよ、イヒヒ……みたいな不安感を残すエンディングになるのは判ってるんだし。
なのにこの映画、炎上する山荘を前に呆然としているヒロインに、最後の最後で死霊と直接対決をさせるのである。で、それがまたハンパに長い。ヒロインがクルマに潰されて片腕を失った時には、いっそそこにチェーンソーを装着しろ! そして中世にタイムスリップしてしまえ! と思ったほどである。

結局、原典よりは見た目綺麗でととのってはいるものの、それでも原典を超えてはいないかなあ、という感じ。