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妄想 2008/01/23
へへっ……面白ェじゃねえか、とっつぁンよ(矢吹ジョー風に)。

ぼくはずっと、ドラマ版『水滸伝』はマチャアキの『西遊記』の前番、もしくは後番だとばかり思っていたのだが、よくよく観てみたら、『水滸伝』は1973年の作品、『西遊記』は日テレ25周年記念番組で1978年の作品で、5年もの差があった。
1973年といえば、ぼくはまだ幼稚園にも通っていないトドラーだ。たとえ本放送時にかぶりつきで観ていたとしても、ロクな記憶など残っているわけがない。
とすると、かれこれ30年にわたってぼくが『水滸伝』のオープニングだと信じていた、記憶の片隅におぼろげながら残っているあの映像は、いったいなんだったのだろう?

ま、それはともかく。
おそらくアクション主体で判りやすいストーリーにするためだとは思うのだが、ドラマ版では林中が主人公になっている。演じるは若かりし日の中村敦夫なのだが、これがまた、バカ正直な真面目人間の林中によく合っている(ちなみに、原作では林冲と書くのだが、ドラマ版では林中と表記されている)。
もともと原作の林冲というのは、皇帝への忠誠心の篤い、地位は低いが真面目一徹の軍人で、それが悪役の罠にはまって濡れ衣を着せられて流罪となり、それでも真面目に刑に服していたのを、しつこく命を狙われ続けてついにブチキレて、追っ手を惨殺してとうとう盗賊の一味に身を落とす――という、転落人生のお手本みたいな人間なのである(林冲自身には非はないのだが)。
だから、この男を中村敦夫が淡々と演じるのはとてもよいキャスティングだと思う。
時代といえば時代なのだろうが、ほかにも意外な俳優が意外な役で出ていたりして、それを眺めているだけでもけっこう面白い。
たとえば、一応虎の毛皮をまとってはいるが、身体がたるんでいてとても虎退治などできそうにない武松(=ハナ肇)とか。

ちなみに、あおい輝彦は九紋竜・史進を演じている。
もちろん拳の中に石を握り込んで人をブン殴ったりはしない。