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妄想 2006/02/14
2月14日といえば、シカゴで7人のギャングが穴だらけにされた日である。

とまあそんな薀蓄はさておき、ぼくは夕食の時、朝から気になっていた質問をリムリムにぶつけてみた。去年の同じ時期にも出た話題である。
「――ところで、きょうはバレンタインデーなわけだが」
「うん」
「今年きみのクラスで一番たくさんチョコをもらったのは誰かね?」
「え〜? きょうはまだみんなあんまり持ってきてなかったよー。あした渡すんじゃない?」
「あした? あした渡すのかね?」
「うん」
そうなのか? 最近のバレンタインというのはそういうものなのか? 2月14日という日付が大切なのではないのか? 12月24日という日付にはこだわるくせに、2月14日にはこだわらないのか、きみらは?
「別にいいんじゃない? あんまりそんな細かいこと考えてる子いないよ」
リムリムはそういって笑ったが、そもそもこの小娘はチョコを用意しているのだろうか。

普通の女子なら、この前の週末を利用して気合の入ったチョコを手作りしておくとか、ゴディバだのレオニダスだのジャンポールなにがしだののチョコを買い求めるとかして、きょうという決戦の日に備えるものだろうが、リムリムがそうした戦闘準備をしていた気配はまったくない。
いかにリムリムが男の子と間違われやすい凛々しい少女とはいえ、例の、クラスで一番可愛いと噂のKくんにチョコをあげるくらいの乙女成分は持っているのではなかろうか。

ところがこの小娘、平然といい放った。
「自慢じゃないけど、きょうクラスで飛び交ってたチョコのうちの4分の1はわたしのトコに来たし」
「何!? それはアレか、友チョコとかいうヤツか?」
「まあね〜。ゴハン食べ終わったらお茶といっしょにいただこっかな〜」

おおお、何ということか……! この小娘は、自分ではチョコなぞ用意してもいないくせに、同性の友人からいただくだけいただいて、しかもそれをぼく相手に誇らしげに自慢して悦に入っている! なんと恩知らずな小娘だろうか!
神よ! この小生意気な小娘に神罰をあたえたまえ! いったい誰が毎日メシを食わせてやっていると思っているのだ! 友達からもらったチョコをぼくに自慢する前に、まずおまえがぼくにチョコを贈れ!

「ねー、うれうれ、どうして箸を逆手に持ち替えて何度も何度もゴハンに突き刺してるわけ?」
「いや、別に。……で、結局きみはいくつもらったんだ? もらった以上はお返ししないといけないんじゃないのか? 友チョコで返すのか、それともホワイトデーに返すのかはともかくとして」
「ああ、大丈夫大丈夫、1個だけだから」
「は? 1個?」
「うん。きょうクラスでチョコもらったのってね、わたしとTちゃんと、KくんとHくんだけなんだー」
「それはつまり……みんな1個ずつしかもらえなかったということかね?」
「うん」
「…………」
クラスにチョコが4つしか流通していないのなら、1個もらっただけで確かに4分の1もらったといっても間違いではないが、そんなことでここまで大威張りできるとは、ある意味、尊敬に値する。

ちなみに、ぼくもネムネムからひとつチョコをもらった。Talbyの低画素カメラによる撮影なので、少々見づらいのはご勘弁。

キャビア2

その名も「キャビア」。
ぼくもネムネムも、『おいでよ どうぶつの森』に登場するキャビアという黒ネコがお気に入りなので、それに引っ掛けてこれを選んだそうである。

キャビア1

容器だけでなく、中身もまさしくキャビア。

さすがにひと缶1万円とかはしないだろうが。