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妄想 2006/03/02
きのうの続き。

具合がよくなったので通常の生活に戻りたいとわめくリムリム。
「つまんないつまんな〜い! 退屈で死ぬ〜!」
「だったらそのまま死ね!」
と八神くんばりに吐き捨てたい気持ちをぐっとこらえるぼく。
しかし、休むべき時にきちんと休まなかった結果、翌日にまた具合が悪くなったという過去の事例をひもといてなだめようとしても、リムリムのシュプレヒコールがやむことはなかった。
こっちは仕事の最中だというのに、自分が退屈だという主張ばかりをアホの子のように繰り返すリムリムに、さすがに温厚な英国紳士風味のぼくもキレそうになってしまった。
ここはひとつ、かつてリムリムが口にした、「パリはスペインの首都!」という珍発言を全世界に向けて発信してやろうとも思ったのだが、まだリムリムはこのページの存在に気づいてはいないので、彼女を黙らせるための脅し文句としてはいささか弱い。

そこでぼくは、銀色のマイファーストDSを取り出し、高らかに宣言した。
「これ以上くだらんわがままをいい続けるようなら、この村の人間をひとりずつ抹殺する!」
「えええ!?」

ぼくは『どうぶつの森』を全部で3本買って、そのうちの1本はネムネムに、もう1本はリムリムに渡してあった。このDSにセットされているのは、そのリムリムが使っているカードなのだ。
そしてリムリムは、「ダッシュむら」という、全国に何千とありそうな名前の村を作って、ほとんど増築していない家にいきなり4人の人間を住まわせている。ゲーム本編はほとんど進んでいないくせに、なぜ4人もキャラを作ったのか謎なのだが、おそらく、MMORPGでいうキャラクターメイキングが面白かったのかもしれない。
ともあれ、その「ダッシュむら」にはリムリムの分身ともいえる女の子が、小さなおうちに4人仲よく住んでいる。ぼくはそれを人質に取り、おとなしくしろと迫った。

「ヒドい! 女の子相手になんてヒドいことを!」という人もいるかもしれないが、このDSはぼくの所有物で、『ぶつ森』もぼくのものだ。それをDSごとリムリムに貸してやっていただけにすぎない。
そもそもリムリムに『ぶつ森』を貸す時に、何かマズいことをやらかしたら容赦なく返してもらうと、そういう約束で貸してあったのである。ならば、ここでそのデータを初期化しようとDSごと地面に叩きつけてブチ壊そうと、そんなものはぼくの勝手だ
「あくまでそっちがワガママを押し通そうとするならこっちも好きにさせてもらうからな!」とまあ、ガキ相手にガキのようなことをいって脅しをかけたら、あれだけ騒いでいたリムリムが急におとなしくなった。

これはやはり、コドモの心を理解するにはコドモの視点に立たなければならないということではあるまいか。……いや、そんなたいそうなもんでもないが。

というような荒業を駆使して、きのう(水曜日)一日を寝てすごさせた結果、リムリムの熱が下がったかといえば、さほど下がらなかった。
帰ってくるなりまただるいといって横になった小娘を見て、あしたの某出版社のパーティーは休むべきかと悩むぼくが今ここにいる。