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妄想 2006/03/14
きょうはホワイトデー。

がしかし、ぼくのように外部の女性との縁が薄い男の場合、そもそもバレンタインにチョコをもらうことがほとんどないため、必然的に、ホワイトデーのことであれこれ悩むというハメにおちいることも滅多にない。
現に今年のバレンタインは、ネムネムから珍味ライクなチョコをもらったきりだ。我が家にもうひとりいる、生物学上は一応オンナであるはずのボク少女リムリムは、友チョコのことで悩むことはあってもぼくに義理チョコのひとつもやろうという気にはならないらしく、結局何もくれなかった。
それどころか、バレンタインの数日後、
「ねー、うれうれー、わたしちょっとチョコ買いにいきたいんだけどさー、つき合ってくんない〜?」
と、さも当然のように友チョコを買うのにぼくをつき合わせ、挙げ句、
「――あ、やば、お金足りない! ねえ、ちょっとお金貸してよ、うれうれ! 半分出してくれればいいからさ!」
とぼくに金までせびったのだ。
そしてこれまた当然のように、貸した金は戻ってこない

先月リムリムから「a tes souhaits!」のチョコをもらったオトモダチのみんなー! あのチョコの半分は、おじさんの血と汗と涙でできているんだよ。よーく味わって食べてくれたかな?

「ねー、うれうれー、ホワイトデーどうすんの?」
ガスレンジに向かい、先月のやるせなさを反芻しながら夕食の支度をしていると、ぼくの胸中など知らぬげに、ぼくの金でうまうまと面目をたもった小娘が尋ねてきた。
「――うれうれ、ネムネムにチョコもらったよね」
「ああ、ネムネムだけがくれたんだよ」
「うん、あれおいしかったねー」
「きみにつまみ食いさせるためにもらったわけじゃあないんだけどね」
「それはそれとしてさあ、お返しどうすんの?」
何なのだろう、この小娘は? ひょっとして、ぼくがネムネムに何かお返しするついでに、自分も何か買ってもらえるとでも思っているのだろうか?
とりあえずリムリムは、この前発売された『Hanako』の吉祥寺特集号を見て、どの店のケーキがおいしそうだとかどうとか、妄想をたくましくしている。
だが、あれこれ見ている小娘には悪いが、ぼくはリムリムにホワイトデーのプレゼントなぞあげるつもりはないし、ネムネムへのプレゼントももう決まっている。
というより、リムリムがいない時にすでに渡してある(ナニをあげたかは秘密だ)。

親しき仲にもギブアンドテイク。
もしホワイトデーのお返しが欲しかったら、友チョコなどというものに逃げていないで、来年はきちんと本命の男の子にチョコを渡せばいいと思う。

まあ、その子がチョコをもらうだけもらって、お返しはいっさいしないという可能性もないわけではないのだが。