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妄想 2008/07/28
貴様……!

ふだんリムリムは、週3で塾に通っている。夕方から夜にかけての授業なので、お弁当は必須。もちろんそのお弁当はぼくが作っているのだが、夕方リムリムが学校から帰ってくるまでに作っておけばいいので、時間的にはそうたいへんでもない。
そして、夏休みに入ってからは、週6(!)で夏期講習。ただ、これは午前中だけなので、わざわざお弁当を作る必要はない。

ところが、きょう塾から帰ってきたリムリムが、いつにない殊勝な顔をして、
「ごめん、うれうれ……」
「……何かね、いきなり?」
「きょう塾でやった小テストの成績が悪くてさ……夏期講習のあとにさらに補習受けることになっちゃって……」
「いつ?」
「いつっていうか……水木金の週3」
「は? それはもしかして、この先夏休みが終わるまでずっとということか?」
「うん」
「講習後に補習ということは、弁当が必要ということか?」
「うん」
「貴様……!」

塾の夏期講習は、リムリムの学校の始業時間よりも早くに始まる(8時10分には教室にいるようにいわれているらしい)。そのため、彼女はいつも7時半すぎには家を出る。ふだん学校に行く時よりも30分も早い。がしかし、リムリムに昼食用の弁当を持たせるためには、ぼくはそれよりも早くに起き出してあれこれ準備をしなければならない。
特にこんな蒸し暑い日が続いているわけだから、早めに作ってきちんと冷まし、それこそ出かける直前まで冷蔵庫で保管するくらいの気を配らねばならない。
というようなことを、週の後半、3日連続でずっと続けろというのか、この少女は。ぼくの時間をどれだけ食いつぶせば気がすむのか。

……などと憤慨もしたのだが、「可哀相に……馬鹿なのだな」の精神でリムリムを許すぼくはとても心が広い。
仕方ないので作ってやる。