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妄想 2005/08/31
おそらく日本の多くの子供たちが鬱になっているに違いない。

夏休み最後のきょう、課題の終わっていないリムリムは、朝からうんうん唸りながら机に向かっていた。このひと月半、比較的優雅にすごしてきたツケが最後になって回ってきた感じだが、同情はしない。
ぼくは、夏休みの宿題は序盤のうちにさっさとすませておいて、あとはただひたすらに遊ぶというタイプだった(そのぶん、夏休み終盤にはヒドくブルーになったりしたものだが)。
そういえばリムリムは、食事の時にも自分の好きなものから先に食べてしまって、嫌いなものはそのまま残すことがままある。そういう性格が課題の片づけ方にも表れているんだろう。

もっとも、その課題も夕方には終わったようで、夜は呑気に『アイシールド21』を見ていた。アメフトのルールも知らないくせに、本当に呑気なものである。
だいたい、夏休みの最後の夜のすごし方がコレというのはいかがなものなのか?

とまれ、暑いのが嫌いなぼくとしては、夏休みの終わりはすなわち夏の終わりが近づいているということで、それはそれでけっこうなことである。さっさと本格的な秋がきて、冬になってもらいたいものである。

ちなみに、7月いっぱいで閉店するはずの例の店は、8月中もめいっぱい元気に営業していた。
ひょっとすると、ぼくやリムリムが目撃した貼り紙は、来年の7月いっぱいで閉店という意味だったのかもしれない。

妄想 2005/08/28
なぜか大量の曲をインポートしているぼく。

ネムネムがあした出張だというので、その道中に聞けるようにと、iPodにぼんぼん曲をブッ込む作業を、なぜかぼくがやっている。
そもそもネムネムのiPod photoは、ぼくが半年前に買ってやったものだ。ところが、「iPodっていうのが欲しいんだけど〜」というから買ってきてやったにもかかわらず、この半年で彼女が実際にそれを使ったのは1度か2度で、40ギガの大容量のうち埋まっているのはほんの数十メガ、どこに持ち歩くわけでもなく、あのサイコロ状の箱に納められたままで置かれていたのである。

「だったらぼくが使っていい?」
「だめ〜」
おおお……! なんと欲深で意地の悪い女だろう! 誰がそのiPodを買ってやったと思っている!?
「どうしたの、うれうれ? 唇が震えてるわよ?」
「いや、別に。……じゃあいいよ。mini買うから」

ということで、ぼくはiPod miniを買ってきたわけだが、どうやらネムネムもそれに触発されて、ようやく本格的にiPodを活用してみる気になったらしい。
が、そこはそれ、メカに弱い婦女子のこと。マニュアルを熟読してみずから操作するという過程をハナからスッ飛ばし、
「やって」
ときた。
iPodが半年も放置されていた一番の理由は、iTunesも含めて「使い方を理解するのが面倒」というのが正解だったようだ。

そんなこんなで、ネムネムのお気に入りのCDをひと晩で何十枚もインポートしているぼくがここにいる。
ちなみにネムネムは、おいしそうなリーフパイをぱりぱり食べている。
「この10ccっていうグループのは全部入れていいのかね?」
「うん。あとビートルズのホワイトアルバムと、ツェッペリンとスガシカオと――」
「『朝のクラシック』っていうオムニバスもあるんだけど……コレも入れるの?」
「うん」
ごくごく一部を除いて、ほぼ100パーセント、アニメかゲームの音楽しか聞かないぼくと違って、ネムネムは洋楽大好き人間である。洋楽以外のアルバムも混じっているが、ラインナップの大半は洋楽だ。
だが、「スティング? ハルコーネン男爵の息子だっけ?」という程度の知識しかないぼくのような人間にはまったく縁のない洋楽のアルバムを、片っ端から作業的にインポートしていたその時、

「あれ? これ中身入ってないぞ?」
「ああ、それたぶん、会社のパソコンで聞こうと思って持ってったんだと思うけど」
「ではこれは後回しで……あれ? これはケースと中身が違うぞ?」
「ああ、それもたぶん、会社で聞こうと思って持ってった時に、中身が入れ替わったんじゃないかと……」
「オアシスの『BE HERE NOW』ってアルバム、まったく同じのが2枚あるのだが。それとジョン・コルトレーンとかいうアーティストのも、同じアルバムが2枚あるな」
「それはアレよ、聞きたい時にどこにあるのか判らなくて、それで2枚目を買っちゃったという――まあ、そのくらい好きなアルバムってことよね」
「好きなアルバムならきちんと管理しておくべきではないのかね?」
「まあまあ」
「あっ、読み込みエラーが出た! うわ!? よく見たらこのCDキズだらけ!」
「あー、好きなんだけどなー、スティーリー・ダン」
「好きならもう少し大事にあつかいたまえよ!」
「う、うん」
「ああっ! ジャミロクワイのケース開けたらジャミロのCDといっしょに目のイッてるキリストのCDが出てきた!」
「失礼ねー、ザッパよ、フランク・ザッパ」
「ザッパなどどうでもいい! 問題なのは、普通のCDケースに2枚のCDを強引に収納しておくきみの感性だ!」
「それは……ざ、ザッパのケースが見当たらなかったから……かな?」
「だからといってこんなムチャをするな! そういうことするからCDがキズだらけになるんだ!」
「ご、ごめん……」

ネムネムは確かにぼくよりずっと音楽に詳しくて、洋楽が大好きな女性だ。
でも、CDのあつかいはむしろぼくよりはるかに男らしく、そしてぞんざいだ。
作業を続けるうちにそれが判ってきたぼくは、いつしか、上京してひとり暮らしをしている息子の部屋にやってきた母親のようになっていた。
「ホコリっぽい! どうしてちゃんと掃除しないの、掃除!」
「まあまあ」
「あ〜、もう! こういうものはネットに入れて洗濯するのよ!」
「う、うん」
「コンビニ弁当ばかり食べてるんじゃなくて、もっと野菜食べなさい、野菜!」
「ご、ごめん」

結局、ぼくが説教しながらネムネムのiPodにブチ込んだ曲は、現時点でおよそ400曲、トータルの録音時間にして「1.1日」になっている。24時間を超えると日数で表示されるのもアレだが、これでもまだ容量的には1.5ギガ程度しか使っていない。
世の中には何千枚もCDやレコードを所有している人もいるわけで、そういう人なら40ギガだろうと60ギガだろうと平気で使いきってしまうのかもしれないが、ぼくには6ギガで充分な気がしてきた。

その400曲の中に唯一混じっていた純然たるアニソンが、ニャース&ノルソル合唱団による「ポルカ・オ・ドルカ」だったことは誰にもいえない秘密だ。

妄想 2005/08/25
「迷惑をかけてすまなかった」

いや、別にぼくが誰かを誘拐したわけではなく、『エマ』最新刊のハナシ。
月末発売の『エマ』の第6巻、きっと表紙はアフロなおヒゲがキュートなオドネルきゅん(人さらい)だと思っていたのに、Amazonだかどこだかで見たら、現物の表紙はいつものようにエマだった。
というか、『エマ』を持ってくるのが当たり前といえば当たり前なのだが、ビーム編集部には、たとえ表紙がヒゲオヤジでも『エマ』はしっかり売れるのだということを証明してほしかった。

『エマ』とはまったく関係ないが、エッジ王立図書館がひそかにリニューアルしていた*
といっても、見た目はあまり変わっていないような気がする。更新履歴がつき、リンク集の部屋が開き、刊行予定の部屋が開き、あとはぼくのみっともないインタビューが載っているくらいか。
どうでもいいが、このインタビュアーは、トップページの右下のトイレにこもっているヤツに似ている。

やはりEdge子ちゃんはアニメしていない



*2005年8月当時のハナシ。現在はまた少しリニューアルされている。

妄想 2005/08/23
ハドソーン!

ここ数日、コレが気になって仕方がない。
ゲームボーイアドバンスSPが発売された時にもファミコンカラーバージョンが発表されたが、あの時はさほど心を動かされなかったぼくも、これにはかなりトキメいている。
ある時期、初代ファミコンのカラーリングが無性にダサく思えて仕方がなかったが、すでにひと回りして、今はむしろカッコよく見える。
ブラックやシルバーや、今後発表されるであろう花札柄などはともかく、いかにも汽灰鵑箸い辰辛情のこのフェイスプレートが、任天堂が獲得を狙っているオシャレ層に訴求するものなのかどうかは判らないが、少なくとも、ぼくらのようなファミコン世代の人間にとってはぜひとも欲しい一品だ。

などと思っていたら、直後にこんなもの*が発表された。

いい! これはいい! 『バンゲリングベイ』で、いつもバンゲリング帝国側で遊ぶことを余儀なくされていた哀しい過去を持つますらおどもには、ぜひお勧めしたいオプションアイテムである。
今年の東京ゲームショウは、これを持って出かけねばなるまい。

……え? 任天堂は今年も出展しないの?



*2005年当時は、ここに競灰鷸斗優侫Дぅ好廛譟璽箸硫菫へのリンクが貼ってあったが、現在はURL自体が存在しないため、削除した。

妄想 2005/08/17
どうでもいい話。

という見出しで、以前、ぼくの家の近くにあるキリムの店のハナシをしたことがあったのを覚えておられるだろうか。
「完全閉店セール」と銘打ってセールをしながら一向に店じまいする気配がなく、いったいいつ閉店するのかと思っていたら、すぐ近くのクリーニング屋がいきなり閉店したというアレである。
あのあとも変わらず営業を続けていたその店が、ふたたび「店じまいセール」を始めた――という話は前回した。
きょうはその続報である。

あれからふた月、くだんの店は「店じまいセール」のステッカーをべたべたとくっつけたまま、相変わらず元気に営業している。
セールも何も、この店の店内に店員以外の人影があったのをぼくは一度として見たことはないのだが、ひょっとすると、店内の在庫を売り切るまでは店をたたまないという店主の意地でもあるのだろうか?
それはともかく、「いつ閉まるのかな?」と気を取られていた間にクリーニング屋が閉店してしまい、お気に入りのシャツを失ったという苦い過去を持つぼくは、今度のセールにもイヤなフェイントが仕込まれているのではないかと疑心暗鬼になり、このところ、近所のお店をマメにチェックしていた。
ぼく的に、なくなって一番困るのは、例の店と同じ通りにあるケーキ屋さんだ。
ここは、世界コンクールで金賞を取ったこともある有名なパティシエ氏がやっているお店だ。雑誌やテレビの取材が頻々と来ているところを見ると、やはりかなりの有名店なのだろう。ぼくもたびたび食べているが、ここのケーキは本当においしい。
確か『ハチミツとクローバー』の#35、野宮と山田が観覧車を見にいくエピソードに登場するケーキも、この店のケーキ(パヴェ・ブルトン・オー・キャラメル?)がモデルになっていたはずだ。
これだけ繁盛しているケーキ屋が、いくらなんでもいきなり閉店するなんてことはありえないのだが、あのキリム屋には、さほどさびれていたわけではないクリーニング屋を閉店に追い込んだ(?)実績がある。有名店だからといって油断はできない。
そう思って虎視眈々とケーキ屋のショーウィンドウを眺める毎日を送っていたら――。

やられた!
ケーキ屋は無事だったが別の店がマジで閉店した!
それも、ケーキ屋以上に閉店するはずのない店――女子大のすぐ隣の、いつも女子大生たちでにぎわっていたコンビニが閉店したのだ!
おおお……! やはりあのキリムの店には、アラビヤ渡りの恐ろしい呪いか何かがかかっているのではなかろうか? 本当なら潰れるはずの自分の店を潰さずに、代わりによその繁盛店を閉店に追い込むような強烈な呪詛か何かが、あの店にはあるのかもしれない。そう考えたら、あの「店じまいセール」というステッカーが、何やら毒々しい呪力を秘めたいわくつきの呪符のように思えてきた。

「ちょっとちょっと、うれうれ」
「む? 何かね、少女リムリム?」
「あのコンビニ、ただ潰れたわけじゃないみたいよ?」
「それはどういうことかね?」
「店内改装のための一時的な店じまいだって。来年の2月には新装開店するらしいよ?」
「そ、そうだったのか……ぼくはまた、てっきりアラビヤン呪術によって閉店に追い込まれたのかと――」
「でも、当のキリム屋はまだ閉店してないね、結局」
「ああ、してないね」
「わたし、前に7月いっぱいで閉店しますって貼り紙を見た覚えがあるんだけど」
「ぼくも同じものを見た覚えがあるがね」
「不思議ね」
「不思議だね」

もし本当に閉店したら、その時はまたここで報告することにしよう。

妄想 2005/08/14
デカけりゃいいというものでもないとは思う。

前に大阪に行った時に、あれは梅田だったか、巨大なヨドバシカメラを見てすごいと思ったものだが、ひさびさに秋葉原に行ったら、9月にオープン予定という、これまたばかでかいヨドバシカメラの店舗ができていた。
たぶん、建物の大きさ自体は大阪のほうが大きいんだろうけど、あちらはほかの店舗も入っているので、もしかすると、総売り場面積はこっちのほうが広いのかもしれない。
いずれにしろ、あの街にああいうデカくて小綺麗な建築物が似合うのかといわれたら、個人的にはちょっと首を傾げたくなるのだが、それはまあともかく。

秋葉原へ行ったのは午後6時すぎ。夏冬恒例のお祭りとはまったく無関係で、電気街口とは反対の昭和通りのほうから出て、ちょっと歩いたところにある某ライブハウスへ。
個人的にいろいろなところでお世話になっているムシカゴグラフィクスのおふたり、スズキクモさんと百足屋ユウコさんが、お仲間たちといっしょにライブをやるというので、ぼくとネムネムとリムリムの3人で挨拶に行ったのだ。
ステージの上では、いつもはおだやかなスズキさんがズダドコと激しくドラムを叩き、恐山帰りの百足屋さんが梶芽衣子みたいなカッコで歌を歌っていた。
いや、別にぼくは梶芽衣子のことは詳しくないのだが、真っ赤なフリルたっぷりのブラウスにスピードワゴンみたいな帽子をかぶって、おまけに長〜い黒髪というのが、何となく70年代の梶芽衣子っぽさを感じさせたのだ。ひょっとしたら、劇団☆新幹線の『轟天2』で、高田聖子が演じる梶目いっ子というキャラがこんなようなカッコをしていたので、それでそう感じたのかもしれない。
一瞬、「タンバリンのしゃんしゃん鳴る部分で人知れずターゲットの喉をかき切るクールな女殺し屋」というキャラクターが脳裏をよぎったが、言葉にするとカッコよく聞こえなさそうだったので、その時は黙っていた。
「百足屋さんカッコいいねー」
確かにカッコいい。リムリムが興奮してさかんにそう繰り返すので、ネムネムが、
「じゃああんたもああいうの目指したら?」
と提案したところ、ネムネムいわく、
「わたしの将来の夢はラノベ作家になることだから」

さらりというな。

ポケモン暴走日記 2005/08/11
『ポケモンXD』、とりあえずクリア。

ネット上ではあれがダメこれがダメといわれているようだが、寛容な紳士たるぼくとしては、まあまあのできだったと思う。
不評だった戦闘シーンのアニメーションも、相変わらずカットできないとはいえ、前作よりは多少は高速化しているようだし、ダークポケモンのスナッチやリライブもずいぶん楽になっている。さりげなくグラフィックの質も向上しているようだ。
前作の『ポケモンコロシアム』には、すぐ目につく部分、目につかない部分を含めて、改善すべき点がいくつもあった。『XD』にみんながダメ出しをしているのは、すぐには目につかない部分での改善点はいろいろとあるのに、すぐ目につく部分の改善点が充分ではなかったからだろう。
攻略本もナシにこうしてさくさくクリアできるという時点で、前作よりストレスがかからないように改善されているのは確かなのだが、それはプレイし続けなければ体感できない部分だと思う。実際、アニメーションがカットできないのはプレイすればすぐに判る不満点だが、リライブの高速化は中盤以降にならないと判らないプラス面だ。

もっとも、むしろぼくとしては、システム面での不満より、ストーリー面で今一歩と思う部分のほうが多い。
序盤でいきなりラスボスが判ってしまう展開もどうかと思うし、マップの使い回しが目につくのもいかがなものか。

そして何より、いろいろと面白そうなキャラが出てきても、そのことごとくが、たいして活躍せずに終わってしまうのがもったいなさすぎる。結局、一番よく動いていたのが、ミラーボヘルゴンザたちといった、前作から連続登板の馴染みのある連中だったというのも、新キャラに期待していたぼくとしては物足りない。
ゴリガンみたいなブサ男はともかく、ラブリナなんてせっかくの美少女キャラなのに、主人公の行く手に2度ほど出てきてそのたびに叩きのめされて終わりとは、これはいったいどういうあつかいなのか? ツインテールに対する冒瀆か?
それと主人公のママン。女手ひとつで幼い息子と娘を育てる若くて美人な未亡人なんだから、エンディングで、スガシカオ似のクレイン博士と再婚させてあげてもよかったのに。あの流れならそうなるのが当然じゃないのか?

とまあ、いろいろいいたいことはあるわけだが、ルギアがカッコよかったのですべて許すことにする。サイコブースト覚えたルギアなんて、デオキシスへの当てつけのようだが、カッコいいものはカッコいい。

そういえば某ひむかいゆうじくんが、苦節1年半、ついに『LG』のネットワークマシンを完成させたらしく、カントーに出ないポケモンを欲しがっているとかいう話を聞いた。
要するに、ぼくに「ポケモンくれ!」ということらしい。
あげるというか、ポケモンの場合は1対1のトレードになるわけだが、交換すること自体は別にかまわない。
なにしろぼくは英国紳士風味の日本男児。慈善事業と思えばそのくらいどうということはないのだが、ただ、欲しいポケモンのリストとトレード要員くらいは用意しておいてもらいたいものである。
ちなみにトレード要員はレジスチル以外不許可。

といってもムリな話なので、全部ゴースでいいです。

ポケモン暴走日記 2005/08/07
ジラーチーっ! 長文だよう!

ということで、暑い中をポケモンフェスタに行ってきた。
もっとも、ぼくの目的はポケモンとたわむれることではなく、会場で配布されているレアなポケモンをゲットすることだ。頑是ない子供らはポケモン縁日でキーキー騒いだりしているようだが、そんなものぼくの眼中にはない。

ポケモンフェスタには昨年もジラーチをゲットするために来たことがあるので、今年はその教訓を生かし、少し早めに海浜幕張駅に到着する。ぼくがもらったジラーチ引換券は、午後3時から午後5時までという時間指定があるが、現在の時間は2時少し前。
さて、それまでどうするか。
そんな時、ぼくの脳裏にネムネムの言葉がよみがえってきた。

「わたし最近レジスチルがお気に入りなのよねー、スチスチ

なんだか急にレジスチルのグッズを買って帰らなければならないような気がしてきたので、会場に入ったらまずグッズ販売のコーナーへ向かうことにする。
いわれてみれば、レジスチルは今年のポケモン映画で、主人公であるサトシたちの前に最大の敵として立ちふさがることになっている。いわば去年でいうレックウザ的なポジション! 昨年は会場内にレックウザのグッズがあふれ返っていたから、おそらく今年の会場内はレジスチル一色に相違ない。

……おや?
スムーズに会場入りできたのはいいが、どこにもレジスチルの姿が見えない。ミュウだのルカリオだののグッズを手にしたヤンチャどもの姿は多いのに。
まさかレジスチル関係のグッズはもう売り切れてしまったのか!?
一抹の不安をいだきつつ、ポケモンセンター(グッズ売り場)の店員さんに尋ねる。
「すいません、レジスチルのグッズはないんですか?」
「ありません」
「ええ!? やっぱり売り切れですか!」
「いえ、最初からそんなものはありません」
「えええ!? どっ、どうしてですか!?」
「さあ? 人気ないからじゃないんですか?」
「ナニ!? こんなにかっこいいレジスチルが人気がないだと!」

レジスチル

「そんなこといわれても、ないものはないですから」
「う、うぬう……」
いえぬ。そんなことネムネムにいえるわけがない。
人気がないからレジスチルのグッズがなかったなどと!

……仕方ない、ネムネムには大人気で品切れだったといっておくことにして、メインの用事をさっさとすませよう。細かいことにはこだわらない鷹揚な紳士たれ、うれうれ!
ということで、「ふるびたかいず」の配布スペースへ。これは野生のミュウをゲットできる場所へ行くために必要なものだ。映画の前売りで手に入れたミュウが今ひとつ気に入らなかったぼくにとって、必須ともいえるアイテムであろう。
昨年はこの手の無線通信によるアイテム配布にヒドく時間がかかったものだが、今年は非常にスムーズだった。予想ではここで30分くらいかかると思ってたのに、ほんの3分ほどですんだのは、おそらくスタッフの努力の賜物であろう。
いや、よく判らないが。

ただ、あまりにスムーズすぎて、肝心のジラーチ配布の時間まで、まだ1時間もある。
そこでぼくは、この待ち時間を使って、『ポケモンXD』の体験版をプレイしてくることにした。『XD』はつい先日発売されたばかりのGC用のポケモンで、愛らしい(あるいはそうでもない)ポケモンたちがポリゴンでぐりぐり動くRPGだ。
すでにぼくも自宅でかなりプレイしているのだが、ここで体験版をプレイした人には特別なメタング(というポケモン)をくれるというので、とりあえず行列に並んでみる。

……おかしい。
体験プレイが3分もかからずに終わってしまった。試遊台が空くのを待ってる時間のほうがずっと長かった上に、それでもまだジラーチ配布まで30分以上ある。
どうしよう?

ひとしきり考えた末にぼくが出した結論は、もう一度『XD』の列に並ぶことだった。
係員のお兄さんお姉さんの、「こいつ、またメタングもらおうって魂胆か?」みたいな視線が痛いが、ほかにやることも特になし、多少のことでは動じない落ち着きもまた紳士には必要だろう。

そんなわけで、メタングを2匹ゲットしたぼくだったが……。
3時までまだ20分もあるのはどういうことか?
ジラーチ配布の時間まで飲食コーナーの列に並んで、さして腹も空いてないのにポケモンランチボックスを食えという天の啓示か?
それとも子供らに混じって縁日でキーキー騒げということか?
いや……。
ならいっそのこと……行くか? 行ってみるか?
三度目の試遊台に!

…………。

「そ、そんな目でぼくを見ないでくれ! 好きで並んでるんじゃない! ほかに行く場所がないからここにいるんだ! いわばぼくはポケモン難民なんだよ!」
心の中でそう叫びつつ、表面上は悠然とした態度で3匹目のメタングをいただいたぼくは、予定通りジラーチを手に入れ、足早に会場をあとにした。
あの調子なら、それこそ何度でも体験プレイを繰り返して閉館時間までメタングをゲットし続けられたと思うが、ぼくは足ることを知る英国紳士風味の日本男児なので、そんなこっぱずかしい真似はしない。

さて、家に帰って『XD』の続きでもするか。

ポケモン暴走日記 2005/08/02
今年もまたあの季節がやってきた!

いや、そこまで力をこめていうことでもないが、ポケモンフェスタのハナシである。
昨年は「ポケモンだいすきクラブ」のジラーチプレゼントに当選し、ポケモンフェスタの会場で見事にジラーチをゲットしてきたぼくだが、同様の企画が今年もあるというので、性懲りもなく応募してみたところ、またもジラーチ引換券を手に入れてしまった。
ただ、ジラーチはセレビィと同じく自分のお気に入りの名前をつけられないポケモンなので、ぼくのように名づけ方にこだわる人間にとっては、正直、もらってもあまり嬉しくはない。ポケモン図鑑をコンプリートするためにかならず1匹は必要だが、2匹目3匹目と手に入れても、さほどの感動がないのが本当のところだ。
このジラーチ1匹を引き取ってくるためだけに、炎天下の幕張まで出かけるというのはどうなのか?

「ねー、うれうれ」
「む? 何かね、少女リムリム?」
「そういやけっこう前にさー、もしまたジラーチが当たったらわたしにくれるっていってたよねー?」
「う……そ、そんなこといったっけ?」
「いったよー。約束通り当たったんだからさ、そのジラーチわたしにちょうだい」
「うううう、うう、うるさい! いまだに『ポケモンFR』のポケモン図鑑を全国版にもできないような小娘が、いっぱしの顔をしてジラーチが欲しいなどとほざくな!」
「あーっ! ひっどーい!」
「ひどくなどない! だいたい、『FR』にジラーチを転送するには殿堂入りしてネットワークマシンを完成させるところまでゲームを進めなければいけないのに、なんだ、きみは! まだチャンピオンロードなんかうろうろしているのか!? そんなことでよくジラーチが欲しいなどといえたな!」
「いいじゃんいいじゃん、ついでだからうれうれがクリアしといてよ」
「ふざけるな! 自力でクリアできない人間にはジラーチなど不要! これはやはりぼくがもらっておく!」
「え〜」

ということで、ぼくは今年もポケモンフェスタに行くことにした。

決してリムリムへの嫌がらせではない