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妄想 2006/03/31
本当に正気か、この女!?

「わたし、架空のキャラにこんなに入れ込んだのってシャア以来なのよね」
臆面もなくそんなことをいうネムネム。
ご覧の通りの軍人さん以来というほどネムネムがハマっている架空のキャラとは、もちろん、

くずのはくん

この葛葉ライドウくんのことである。

あのあと結局、ぼくが自腹で『デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団』のソフトを買ってきた。そして当然のように、ネムネムが家にいる時に、ネムネムの代わりにぼくがプレイしている。
それを横で見ながらネムネムがほざいた。
「せっかくのライドウくんの走り方がカッコ悪いんだけど、うれうれの動かし方がマズいんじゃないの? もっとこう、くいっとシャープに動けないの、シャープに?」
……誰が操作してもいっしょだ。

それにしても腑に落ちない。
たとえばシャア・アズナブルというのは池田秀一氏の声でしゃべるわけで、それをテレビでずっと見ていてシャアにハマったという話なら、まだ信憑性は感じられる。
だが、ライドウくんの場合はまったく違う。
そもそもゲーム中のライドウくんにはセリフがまったくないのだ。ときおり挿入されるムービーシーンを除けば、あとはもうあちこち走り回ったり悪魔に刀で斬りつけたり、銭湯でヤクザ相手に素っ裸で殴り合いをしたり、道端に落ちているものをいちいち意地汚く拾い上げたり、とにかくこのライドウくんが見せるモーションといえばそのくらいのものなのである。
おまけにネムネムがライドウにハマったのは、これらのゲーム中の動きを実際に見る前のことだった。

にもかかわらず、どうしてここまでハマったのか。
どうやらあの学帽にインバネス(マント?)に原因があるようだが、本当のところは彼女自身にもよく判らないらしい。
いずれにしても、
「会社で聞くからこれきょう貸して!」

超力音源

などといい出すくらいなのだから、相当なものだ。

それにしても……。
これを見ていたら、なんだか初代『デビルサマナー』がやりたくなってきた。
でも、そのために世界で一番美しい携帯ゲーム機を買うのもなあ……。

妄想 2006/03/29
人は、ある日突然、何の前触れもなく恋に落ちることもある。

ネムネムがある男にひと目惚れした。
相手はこの若者である。

くずのはくん

彼の名は、葛葉ライドウという。

「ねえねえ、この人が出てくるゲームはウチでできるの?」
いったいどういう拍子にスイッチが入ってしまったのか、会社から帰ってきたネムネムが、葛葉ライドウのイラストをしめしつつぼくにそんなことを尋ねてきた。
「…………」
何を聞かれたのか一瞬理解できずに、ぼくはいぶかしげにネムネムの顔を凝視してしまった。
「きみは……『デビサマ』シリーズやったことないよな?」
「は? ナニそれ?」
「『デビサマ』といえば『デビルサマナー』に決まっているだろう」
「いや、だから知らないって」
「知らないのにどうして『ライドウ』がやりたいとかいい出したんだ、きみは? そのゲームはアレだぞ、正確には『デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団』というんだぞ?」
「え、そうなの?」
「だから、どうしてそんなことも知らないのにいきなりやりたいとかいい出したんだ? と聞いているんだが」

ぼくが知るかぎり、ネムネムはほとんどゲームをやらない人間だ。
何しろこれまでの人生で一番やり込んだゲームが『ぶつ森』という女である。
それ以前のゲーム暦となると、ぼくにつき合ってほんの少し『PSO』をかじっただけとか、GBAの『ポケモンピンボール』に軽くハマったとか、『パラッパラッパー』をいじったことがあるとか、しょせんはその程度である。『ぶつ森』以外に好きなゲームは何かと尋ねるたびに、「ん〜……『上海』かな?」というような女なのである。

たぶんネムネムは、いわゆる普通のRPGというものをやったことがない。
そんな彼女が、なぜよりにもよってこんなマニアックな――悪魔好きでなければやらないような『デビサマ』などに心惹かれたのか。やはりアレか、吉祥寺でときおり見かける悪魔絵師の影響なのか?

「いや、ホントになんかこの学帽の人が気になっただけなんだけど」
「きみの好みがぼくにはよく判らん」
「で、その『ライドウ』くんてゲームはウチで遊べるわけ? 遊べないわけ?」
「ウチにはPS2が2台あるのを知らないのかね? 1台は借り物のデバッグプレステだが」
「ああ、プレステで遊べるんだ」
どのゲームが何のハードで動くのか、その程度の区別もつかない人間が『デビサマ』をやろうなどと100年早い! GBA版の『真・女神転生』を貸してやるから、きみはまずそこから始めろ!
――といってやりたかったが、アレはアレで『ライドウ』以上にうじゃらうじゃらと大量の悪魔が登場する。そのいちいちをぼくが説明するハメになったら面倒なので、ぼくはひらひらと手を振ってテキトーにうなずいた。
「ああ、遊べる遊べる。道は長いと思うが、まあ、がんばりたまえ」
「じゃなくて、うれうれがやってよ」
「は?」
「わたしできないから、うれうれがやってよ、『ライドウ』。わたしそれ見てるから」

……正気か、この女? それで本当に楽しいのか? ゲームは自分で遊ぶから面白いのであって、脇で見てるだけではまったく面白くないと思うのだが、この女の思考回路はどうなっているのだろう?
それとも、それをこうして疑問に思ってしまうぼくの感性のほうが普通ではないのだろうか?

「ねえ、いいじゃんいいじゃん、やってよ」

そういうことは肝心のソフトを用意してからいえ

妄想 2006/03/28
爬虫類系の顔をした『カブト』の主人公は、料理がうまいという設定のようだが、うまい料理を食べるのが好きそうなタイプには見えない。

――とはネムネムの弁。
そういうことをぼくの顔を見ながら話しているということは、つまり、ぼくはいかにも「うまい料理を食べるのが好きそうなタイプに見える」ということか。
まあ、間違いではないが。

吉祥寺のJRにはロンロンという駅ビルがあって、ぼくはよくそこで食材を買ったりするのだが、そこにあった『KIHACHI』がなくなり、代わりにスタバができるという。
だが、本当にこんなところにスタバを作ってやっていけるのか?

現在、吉祥寺駅周辺にはすでにいくつものスタバが展開している。

・東急と伊勢丹の間に1店
・東急裏に1店
・駅前の新生銀行に1店
・井の頭公園前に1店
・井の頭線の改札前に1店

このように、いずれも駅から徒歩5分とかからないごくせまい範囲に、5つのスタバが存在している。これが渋谷や新宿のような大きな街なら、たとえこの倍の店舗があったとしてもまったく問題ないのだが(事実、渋谷にも新宿にも10店舗以上ある)、吉祥寺の場合、人出はそこそこあっても街の規模は大きくない。というよりむしろ小さい。
そこにもうひとつ、6つ目のスタバがオープンしようとしているわけで、ぼくでなくとも「またスタバかよ!」と思うことだろう。

だいたい、日本のスタバは全国で600店あるかないかぐらいのはずなのに、そのうちの1パーセントをここに集中させるというのはどういう戦略なのか。それとも、そういう戦略を取っても系列店同士の潰し合いが起きないくらいに売り上げがいいのか。
確かに吉祥寺のコーヒースタンドは、よほど早い時間帯でないかぎり、いつも満席というくらいに混み合っている。東急の正面に、ドトール、スタバ、サンマルクカフェと3店舗が並んでいるところがあって、でも、3店同時に満席になっているのもザラだ。
とすると、供給過多のように見えて、実はまだまだコーヒースタンドの需要はあるということなのか。

よしんばそうだとしても、あそこをスタバにするくらいなら、個人的にはサンマルクカフェをもう1店増やしてほしかった。
いや、ホントにぼくの個人的な好みなのだが、ドリンクにもフードにも心動かされるメニューがないスタバより、普通にパンがおいしいサンマルクのほうが、自然に足が向くのである。

そういえば、ブッ壊れた子機の代わりがきょうようやく届いた。
四苦八苦して接続し、きちんと使えることを確認して真っ先にやったことは、F氏とのチャットだった。

妄想 2006/03/26
さまよえるオランダ人。

「どうして日曜のランチタイムにこんなに混んでるわけ?」
「さあ。近くに伊勢丹があるから、そこではたらいてる人たちが食べにくるんじゃないの?」
「ねー、うれうれー、わたしのカルボナーラとそっちのピラフ交換してくんない?」

きょうはネムネムが昼すぎから仕事だというので、3人で吉祥寺に出てランチにしようということになった。
場所は、いつもお茶を買うお店のすぐ近くにある、「まざあ・ぐうす」という喫茶店。ぼくは数年ぶりにこの店に来たのだが、地下の奥まったところにあるというのに、本当に驚くくらいに回転率がすさまじい。
まあ、そこそこ安くておいしいし、店の雰囲気もいいので、ああいう店はこの先もずっと残っていてもらいたいものだ。

その後、ネムネムはJRで仕事に向かい、リムリムも用事があるといってバスに乗ってどこぞへ行ってしまった。
ひとり取り残されたぼくは、ネムネムに頼まれていたおニューの携帯につけるストラップを買いにいったのだが、あいにくとしっくりくる色がなく、挫折。気を取り直して例の子機を買いにいくと、これまた入荷していないといわれる始末。
「きょうのぼくはなんてついていないのだろう?」
急激に寂寥感に襲われたぼくは、今が桜の季節だということを思い出し、井の頭公園へと足を向けた。
が、その直後にきょうが日曜であることを思い出し、激しく後悔した。

だいたい、花見シーズンの井の頭公園――しかも日曜日の混みようといったら尋常ではない。

さくら06年度

実際、桜の花などこの程度しか咲いていないというのに、人はうじゃうじゃとあふれるほどいるのだ。
ぼくはひそかに、ドナテロウズでジェラートを食べながら桜でも眺めていようと思ったのだが、そんなの夢のまた夢、店の前の石段は、公園に向かう人、公園から帰る人の群れでいっぱいだった。
仕方なく、公園の奥にあるペパカフェフォレストで、シュリンプフライをつまみにシンハービールでも……と思い直したものの、そこにも人の群れができていたのであえなく断念。
「ああ、ほんとうにきょうのぼくはついていない」
そんなこんなであちこちさまよった末、ぼくはようやく、公園の近くのエスニックなカフェに腰を落ち着け、素揚げのポテトをつまみにシメイレッドを飲んだのであった。

隣の席のカップルは、どうやら結婚を間近にひかえているようで、ぼくがさりげなく聞き耳を立てていることにも気づかず、結婚式のプラン作りに余念がなかった。

「だからさ、ここでこの音楽を流して、それに合わせてビデオを上映してさ」
「パンフレットの表紙にさ、これ入れたらいいんじゃない?」

ナシゴレンを食べながら白熱した議論を交わすふたり。
だが、いかにふたりの馴れ初めを来賓たちに説明するためとはいえ、交際を始めてからきょうまでにふたりがやり取りしたメールを披露しようというのは、ちょっと露悪趣味ではないかと思うのだが、いかがか。
それと、ドラマチックに盛り上げるために、事実に反したフィクションをどんどん盛り込もうとするのもいかがなものか。

いや、そういう話し合いを横でず〜っと聞いていたぼくもぼくだけどな。

ウレユサ日記27 2006/03/25
ぐるじお。

いまさらだが、この前PS2版の『Mi MANIAX』を買った。『Mi:2』発売前に少しでもはずみをつけるため、もちろん自腹で購入である。
何度も繰り返すが、ぼくはこれまでSNKからゲームソフトをもらったことはない。全部買っているのだ。
まあ、必要経費だし。

というわけで、『MiM』も発売日に自分で買ってきた。無印『Mi』とどこが違うのか、Xbox版とどう違うのか、ざっと知りたかったのと、収録されている『Mi:2』のムービーに興味があったからだ。

結果的にいえば、ムービーはすでに配信されているものと変わらない。ストリーミング配信でないぶん、こちらのほうがさすがに綺麗だが、ぼくはすでに何十回となく見ているので、当然ながらあらたな驚きというものはない。
オープニングのダイジェストにしたところで、こちらはテスト版でフルサイズのものを毎日のように見ているわけだから、「ああ、このあとに続くシーンが燃えポイントなんだけどな」などと思う程度だ。

肝心のゲーム部分は、無印『Mi』とはセーブデータが別物で、もう一度ミッションをこなさなければ衣装が揃わないと知った時点でやや萎えた。
が、これもまた毎日『2』で遊んでいる身としては、「まあ、あっちの衣装のほうがいいしなあ」と思えばさほど悔しくもない。
プレイに支障のあるバグはそれなりに修正されているようだし、これまで『Mi』を持っていなかった人が、『2』の予習のために触っておくという意味でなら、今買っておくのは無意味ではないだろう。『2』が発売したあとに買おうとすると、ちょっとその存在意義に「?」がついてしまうが。

『MiM』のセールスポイントといえばやはりマニアクスモードだが、『2』に搭載されるマニアクスモードは『MiM』のそれよりも優秀で、さまざまな改善点がある。
あくまでテスト版で遊んだ上でぼくが気づいた差異だが、簡単に述べると、

・『MiM』ではズームイン&アウトがRスティックに割り振られていたため、ネオジオスティックなど、Rスティックのないコントローラーでは完全なカメラ操作が不可能だったのに対し、『2』ではLトリガーにズームイン&アウトが割り振られている。
・『MiM』ではつねにキャラとキャラの中間点にカメラの焦点が固定されていたのに対し、『2』ではR1トリガーによって、キャラ同士の中間点、1Pキャラ、2Pキャラのそれぞれにターゲットを変更することが可能になった。
・『2』ではR2トリガーを押した状態でのカメラの移動速度が遅くなり、より細かいアングル調整が可能になった。


……といったところか。
身贔屓の部分もあって、どうしても『2』のほうが上という論調になって申し訳ない。

ちなみに、『2』はサバイバルモードも面白い。

妄想 2006/03/24
きむらくん。

アメリカで、ゲームデベロッパーズカンファレンスというイベントがおこなわれている。ゲーム開発者をターゲットにした、かなり大規模なイベントだ。
そこでまた、任天堂の社長さんが基調講演に立った。
どうやら任天堂のニューハードは、メガドラ時代のソフトをダウンロードで遊べるようになるらしい。
数年前、マイクロソフトがセガを買収するなどというウワサが立ったこともあったが、あの時本当にマイクロソフトがそうしていれば、レボリューションにこんな秘密兵器を持たせてしまうこともなかっただろうし、それ以前に、Xbox360のウリのひとつであるXbox Live Arcadeのラインナップを、セガのアーケードタイトル群で飛躍的に拡充させることもできたはずだ。
まあ、そんなことまで見通せる先見の明があったら、そもそもあんなデカい箱のままの後継機を日本で発売なんかしなかっただろうが。

GDCでもうひとつ個人的に嬉しかったのは、DS版『ゼルダの伝説』が発表されたことだ。

『風のタクト』に登場した、トゥーンシェイドで描かれたリンクは、ウチでは「きむらくん」と呼ばれている。なぜそうなるのかはよく判らないが、ぼくがプレイしていたのを脇で見ていたリムリムが、ごろごろと砂浜で前転する愛らしいリンクを称して「きむらくん」と呼んでいたのがきっかけだ。
たぶん、猫目小僧みたいな目をした木村くんという友達でもいたのだろう(勝手な想像)。

今回発表された『ゼル伝』は、その『風のタクト』の独特なグラフィックを利用した、半2Dタイプのアクションゲームのようだ。ゲーム中のマップ画面に、タッチペンで実際に手書きのメモを書き込めるというのは、これまでありそうでなかった機能で、ゲーム内容を紹介した動画を見た時、目から鱗が落ちる思いがした。
最近のDSというと、「いかにもなゲーム」よりも「新しくて異質なゲームっぽいもの」のほうがクローズアップされがちで、それはそれで、ユーザーの底辺を広げる意味ではいいのかもしれないのだが、もとからのゲーム好きにしてみれば、もっとゲームゲームしたもので遊んでみたいというのも本音ではあった。
そういう意味では、『ゼル伝』の発表は素直に嬉しい。
おそらくリムリムも大興奮だ。

いや、たぶんゲームはぜんぜんヘタだろうが。

妄想 2006/03/23
WL54SE。

という商品が必要らしいのだが、近所の店にはまだ入荷されていない。
いや、ウチのパソコンに取りつけるワイヤレス子機のハナシである。

これまで使っていて、この前トートツにブッ壊れたのは、WL54TEという古いモデルで、これがもう生産が終了しているために、こちらの新型に買い換えようと思っていたのだが、それがどこにも売っていない。ルーターとセットになったヤツなら大量に置いてあったのだが、あいにく、ウチにはKDDIから借りているルーターがすでにあるので、親機は必要ない。必要なのは子機だけなのだ。

この週末に捜してみて、もしそれでも見つからないようなら、メーカーにネットで注文して届けてもらうしかない。
そんなわけなので、仕事関係の急ぎの連絡などあるかたは、引き続きこのサイトで使っているメアドのほうへどうぞ。

まあ、このサイトを見ていない人にはそもそも今の状況が理解できていないだろうが。

現実 2006/03/21
どうもみなさんこんにちは、嬉野秋彦です。

特にきょうは何の話題もないのですが、業務連絡というか、一応ご報告がありまして。
現在ぼくが仕事で使っているパソコンの、無線LAN用の子機がブッ壊れてしまいました。
仕方なく同じものを買いに行ったのですが、なにぶんもう古い型で、なかなか同じものがない。で、新しいのにしようかとも思ったんですが、これまたウチのパソコンはOSがいまだにMeなため、対応している機種も少ないらしい、と。

春分の日で商品入荷がお休みだったこともあり、地元では代替物が見つかりませんでした。なので、新宿のほうまで足を伸ばしてみようと思います。

そういうわけですので、お仕事関係で急ぎのご連絡などあるような場合は、しばらくはこちらのウレクロのほうのアドレスにお願いします。

妄想 2006/03/20
きょうは朝からネムネムとリムリムが激しく衝突していた。

それをおもんぱかってというわけではないのだが、夕食を作ろうと思ったらロクな食材がなかったので、買い物ついでに、リムリムと食事に出かける。
はたで見るかぎり、リムリムは朝の大喧嘩を引きずってはいないようだ。
どう見てもありゃあきみのほうに非があるだろ。少しは反省してんのか、あァン?
とか口にしそうになったが、まあ、切り替えの早さは彼女の長所のひとつでもあるので、きょうのところはよしとしよう。

夕食といってもふたりだけだし、ガツガツ食べるつもりもなかったので、この前リムリムと散歩中に立ち寄ろうとしたら人がいっぱいで入れず悔しい思いをした、井の頭公園近くの和風喫茶、「花仙堂」へ。
ここでつるつるとパスタなど食べながら、ぼくはずっと気になっていたことをあらためて尋ねてみた。
「そういや、結局きみのクラスでは、ホワイトデーに勇気を振り絞った男子は何人ほどいたのかね?」
「ゼロ」
「は? ゼロ? 誰も女の子にお返ししなかったわけか?」
「うん」
「でもあれだろう、確かきみのクラスには、みんなが公認しているというか、人目もはばからずにいちゃいちゃしているカップルがいるという話ではなかったか?」
「ああ、RくんとMちゃんね」
「そう、そいつら。そのふたりはさすがにチョコだの何だのをやり取りしていたのだろう?」
「さあ? 少なくともみんなに見えるところではしてなかったけど」
「そりゃあつまらんなあ」
「まあいいのよ、あのふたりは。ヒマさえあればいつもいっしょにいるんだし、いまさらそういうイベントとかしなくたってさ」
「そういう甘酸っぱい青春時代の思い出をはるか遠い過去に置いてきてしまったぼくからすると、そこまでべたべたしていてなぜ周囲の人間に冷やかされないのか、不思議でしょうがないのだが……」
「最初はすっごい冷やかされてたよ。で、Mちゃんがみんなの前で大号泣しちゃって、それ以来、誰もからかわなくなったっていうか、黙って見守るようになったんだけど」
「へえ。……でも、だったら堂々と何かプレゼントしたってよさそうなものだと思うけどな。もしかして、すでに倦怠期に入った夫婦みたいな仲になって、いまさらプレゼントなんてバカらしいと思ってるんじゃないの、ふたりとも」
「おいおい」
珍しくぼくの発言にツッコミを入れてきたリムリム。
彼女の前には食後のデザートの巨大なチーズケーキが置かれている。別腹、という概念が実在することをまざまざと見せつけられた瞬間。

「で、きみはどうなのかね?」
珈琲ソフトクリーム――おそらく正式にはアフォガード・ジェラート・コン・カフェというのだろうが、とにかくそれをなめながら、ぼくはついでに尋ねてみた。
「ん? ナニが?」
「きみは好きな男の子とかいないのかね?」
「ヤダな〜、いないよ、そんなの〜」
困ったように笑うリムリム。
確かにリムリムは、先日のバレンタインにも友チョコしか用意せず、しかもそれを買うのにお金が足りなくなって、慌ててぼくに半額出してもらった挙句、いまだにその金を返すことなく今またこうしてぼくの奢りでケーキをむさぼっているような小娘だ。
ホワイトデーにお返しをもらったといって家に持ち帰ってきたものが、ことごとく女の子の友達からのクッキーやら何やらだったことを思えば、たぶんまだ、そういう方面には臆病というか、晩生なのだろう。
クラスの女子の中では一番声が大きい(=目立ちたがり)だろうに、妙なところでしおらしい。

が、それでもぼくとネムネムは、以前から、そんなリムリムにも好きな男の子がいるのではないかということをうすうす感じていた。
クラスで一番の美少年といわれているKくんだ。
そこでぼくはいった。
「ぶっちゃけ、きみはクラスの男子で誰が一番好きなわけ?」
あまりにもダイレクトな問いかけだが、こういう聞き方をしないとボク少女のリムリムには通じないかもしれないと思い、あえてそう尋ねてみたところ、リムリムはフォーク片手に身体をくねくねさせ(一応照れの表現らしい。まるで『ぶつ森』のけだものの焦りの表現のようだ)、
「え〜? どうしてそんなこと聞くのよ〜?(くねくね)」
「いいからいえ。この前チョコ買う時にお金を半分出してやったのは誰だと思っている?」
「え〜?(くねくね)」
「え〜? じゃねえ。さっさと吐け」
「いや〜、だって、好きな男の子なんか特にいないしさ〜(くねくね)」
あくまでシラを切り通そうとするボク少女。
「じゃあ、クラスの男子の中で誰と一番仲がいいんだ? 男の子の友達が多いと聞いているが」
「えっと〜……まあ、いろいろといっしょにバカやるのはTくんかなあ……」
「つまり、一番好きなのがTくんなんだな」
「違うよ、仲がいいだけだよ。好きとかいうのとは違うっていうか――」
「だが、この先もずっと仲よくしていたいんだろう、そのTくんとは? クラスの誰よりも、自分が一番仲よくしていたいんだよな?」
「うーん……そう、なのかなあ……」
「じゃあそういうことだろう」
「まあ、一番はTくんかなあ……」
フォークを口の端にくわえたまま、ちょっと顔を赤くしてうなずくリムリム。
ところがこの小娘、よせばいいのに、
「――うん、少なくともKくんじゃないよ。ほんと、Kじゃないから」

誰もKくんの名前なんか出していないのに、わざわざ取ってつけたようにそういうことをいうから、きみの本命が誰だかバレバレだっていってるんだよ。

ウレユサ日記26 2006/03/19
マニアーックス!

やはり公式サイトに書き込むにはふさわしくない話題はウチでやるにかぎる。
というより、ウチでやるしかない。

不知火舞のストーリー公開に合わせて、アンディの一人称がうんぬんという話題をちらほらとネット上で見かけるようになった。
勝手な想像だが、おそらく今のファンたちにとっては、『美形会議』の影響もあって、アンディの一人称は「僕」になっているのではないか。
実をいえば、ぼくもアンディというと、ドラマCDや「KOF忘年会」でごいっしょした小板橋氏による、「やあ! 『餓狼伝説』の美形キャラ、アンディだよ!」というウソ臭い(←ほめ言葉である)ボイスが真っ先に思い浮かぶ。あのアンディの一人称も「僕」だ。

では、実際のアンディ――すなわちゲーム中でのアンディは、自分のことを何と呼んでいるのか?
ざっと調べてみたところ、ほとんど統一が取れていないという結論にいたった。「私」、「僕」、「俺」と、ひとつの作品の中ですら統一が取れていないこともあるという状況である。
ちなみに、ホームグラウンドである『餓狼』シリーズではなく、こふに出張している場合のアンディは、「俺」、もしくは「僕」という人称を使っている。

では、なぜ『Mi:2』のストーリー内でのアンディは、自分のことを「私」といっているのか。

ぼくは、『Mi』シリーズのシナリオ担当として、『餓狼』キャラは本来の『餓狼』的なものに、『龍虎』キャラも本来の『龍虎』的なものに、少しずつ軌道修正していこうと考えている。
そのために、今回のストーリーでは、これまでのこふに登場してきたアンディではなく、その原点である『餓狼』シリーズのアンディに沿う形で会話させてみることにした。
そして、そのために参考にしたのが、シリーズ中でもっともデモ&演出面が充実していた(と思われる)『餓狼3』だったのである。この作品の中では、アンディは自分のことを「私」といっているし、テリーのことを「兄貴」と呼んでいる。
そして何より『Mi』の世界観の中では、テリーにロックという養子(?)がいるのと同様に、アンディにもすでに北斗丸という弟子がいる。そして、『MOW』の北斗丸エンディングでも、アンディの一人称は「私」だ。

というわけで、今回のアンディは、作品内で珍しく統一の取れている『餓狼3』と、10年前とはいえ一応の最新作である『MOW』に準拠しているのである。

まあ、今回はね。

妄想 2006/03/18
お、ブログの不具合が直っている!

さすがはムシカゴさん、あっという間に原因を突き止めて対処してくれるとは、まったくもっていい仕事をしている。
それにひきかえ、ウチの小娘はロクなことをしでかさない。

あれは――そう、確かぼくがリムリムと出会ったばかりの頃。
細かいシチュエーションの説明ははぶくが、とにかく場所は東横沿線の某東急ストア内、季節は春。
彼女は早売りのこだまスイカを見つけてはしゃいでいたっけ。
「あ、スイカだスイカ! スイカ買おうよ!」
そういってスイカを手にしたリムリム。
ぼくはそれを見て、
「この子、すっごい落ち着きがないけど、落として割るんじゃないだろうな……?」
そう思っていた矢先、彼女は本当にスイカを床に落として修復不能なほどに大破させ、さっきまでの浮かれ気分もどこへやら、途方に暮れた表情でぼくを見た。
いや、そんな顔でぼくを見られても……。

そしてつい先日、ひと足先に夕食を終えたぼくがパソコンを使っていると、そのそばで納豆を食べようとしていたリムリムが、
「……この袋、切り口に切れ目入ってないじゃん……」
などといいながら、両手に異様に力をこめて納豆のタレの袋の口を切ろうとしている。
「まさかこいつ、いきおいあまってびしゅっ! とかあちこちにタレをまき散らしたりしないだろうな……?」
過去の彼女の所業の数々を思い出したぼくが、ひと声注意をうながそうとした瞬間、
「あっ!」
「てっ、てめええええええ!」
新調したばかりのパソコンに納豆のタレを引っかけるという大チョンボをやらかしやがったリムリム。
いや、だからそんな泣きそうな顔でぼくを見るな。泣きたいのはこっちだ。そんな表情でかたまっている暇があったらティッシュを持ってこい!

とまあ、ことほどさようにおっちょこちょいなリムリムが、この前もまたやってくれた。
「ああっ!」
「あああああああ! てんめええええええ!」
ぼくの愛用のサーモマグをひっくり返し、中身のお茶を買ったばかりの攻略本の上にぶちまけてくれたリムリム。慌ててハンカチで床を拭いているが、おいこら! フローリングの床よりも先に、ぼくの本を救出しろ! フローリングにはお茶は染み込まないが、攻略本はあっという間にお茶を吸うんだよ!

そんなぼくの叫びもむなしく、その攻略本はシワシワのがぺがぺになってしまった。
「あははは、ごめーん。……でも買い直せばいいんじゃない? うれうれの場合、経費で落とせるんでしょ、こういう本?」
誠意の感じられない謝罪のあと、軽〜いノリでそんなことをいう小娘。
だが、彼女は知らないのだ。
この攻略本の、ファンたちの間でのスゴい評判を!

この本をもう1冊買い直すことがどんなにアレか、きみには判らんのだ!

妄想 2006/03/16
……あれ?

ふと気づいたのだが、今月ぼくが書き込んだブログが数日分消えている。*
これは妄想でも何でもなく、本当に、確実に書き込んだはずの記事がいつの間にかなくなっているのだ。
今月はもう10回ほど書き込んだはずなのに、記事は5本しかないことになっている。なんとなく、新しく記事を書き込むのに合わせて以前の記事が1本ずつ消滅していくように見えるのだが……これはどういうことだろう?
よもやぼくの知らぬ間にたいへいたくんが消しているわけでもあるまいし。

教えて、ムシカゴさん!



*2006年3月当時。もちろん現在は修正されている。

妄想 2006/03/15
ウィ、ムッシュー。

吉祥寺に買い物に行こうと家を出たら、例の女子大通りが華やかな袴姿のお嬢さんたちであふれ返っていた。どうやらきょうは女子大の卒業式だったらしい。
が、それにしても、女子大生の卒業式というのはどこもこうなのだろうか。スーツ姿の女の子は極端に少なく、本当に袴姿の子ばかりが目につく。
これはやはりアレか、ウェディングドレスと同じように、日常生活では滅多に着ることがないから、これを機に一度着て記念写真でも撮っておこうというオシャレ心の発露なのだろうか。

とまれ、華やかな女子大生たちの群れを横目に見ながら、ぼくは吉祥寺への道を歩き出した。
なぜかこんな時にかぎって、iPodから聞こえてくるのは、さとう珠緒×2→千葉麗子という地獄のようなコンビネーション。世界広しといえども、今この瞬間、こんなスゴいラインナップで鼻歌を歌っているのはぼくだけに違いあるまい。

そんなことを考えていたら、いつの間にか吉祥寺に着いていた。いささか興が乗っていたので、夕食のおかずを買うのは後回しにし、駅前から中道通りを三鷹方面に向かって散策してみることにした。
今のところに引っ越してくるまで、ぼくはこの中道通りの西の端のほうに住んでいて、吉祥寺に行く時は、いつもこの通りを歩いてきていた。だからそういう意味では、ぼくの吉祥寺原体験はこの通りから始まっているといっていい。

その中道通りに、日本茶を出す喫茶店がある。そういう店ができたのはぼくも知っていたのだが、これまで立ち寄ったことがなかったので、きょうはためしにそこでお茶を飲んでみることにした。
「イラッシャイマセ〜」
ガラスの引き戸を開けて店の中に入ると、いきなり背の高いフランス人が声をかけてきた。カタカナで書くといかにも片言っぽいが、実際には日本語がぺらぺらである。どうやらこのお店のスタッフさんらしい。
「すいません、この、きょうの丼って何ですか?」
「きょうの丼は2種類ございまして、マーボー丼とアボカド丼になっております、ムッシュー」
「じゃあアボカド丼ください」
「ウィ、ムッシュー」
などというおフランスなやり取りはまったくなかったのだが、ぼくはまだお昼を食べていなかったこともあり、その耳慣れない響きに魅了され、アボカド丼というものを注文してみた。

こじんまりとした店内では和モノのグッズや日本茶も置いてあって、その場で買うことができるようになっていた。食事を終えたぼくは、自宅で飲んでいる緑茶が残り少なくなっていたことを思い出し、ことのついでに嬉野茶を買って帰った。
嬉野茶は、茶葉が細かくすぐに色が出る。以前どこだかで買った嬉野茶の紅茶はぶっちゃけマズくてゲンナリさせられたが、これはおいしかった。やはり緑茶用の茶葉を強引に紅茶に仕立てても、かならずしもおいしくなるわけではないということだろう。

ちなみにアボカド丼というのは、アボカドがごろごろ入っているタコライス丼のようなものである。

妄想 2006/03/14
きょうはホワイトデー。

がしかし、ぼくのように外部の女性との縁が薄い男の場合、そもそもバレンタインにチョコをもらうことがほとんどないため、必然的に、ホワイトデーのことであれこれ悩むというハメにおちいることも滅多にない。
現に今年のバレンタインは、ネムネムから珍味ライクなチョコをもらったきりだ。我が家にもうひとりいる、生物学上は一応オンナであるはずのボク少女リムリムは、友チョコのことで悩むことはあってもぼくに義理チョコのひとつもやろうという気にはならないらしく、結局何もくれなかった。
それどころか、バレンタインの数日後、
「ねー、うれうれー、わたしちょっとチョコ買いにいきたいんだけどさー、つき合ってくんない〜?」
と、さも当然のように友チョコを買うのにぼくをつき合わせ、挙げ句、
「――あ、やば、お金足りない! ねえ、ちょっとお金貸してよ、うれうれ! 半分出してくれればいいからさ!」
とぼくに金までせびったのだ。
そしてこれまた当然のように、貸した金は戻ってこない

先月リムリムから「a tes souhaits!」のチョコをもらったオトモダチのみんなー! あのチョコの半分は、おじさんの血と汗と涙でできているんだよ。よーく味わって食べてくれたかな?

「ねー、うれうれー、ホワイトデーどうすんの?」
ガスレンジに向かい、先月のやるせなさを反芻しながら夕食の支度をしていると、ぼくの胸中など知らぬげに、ぼくの金でうまうまと面目をたもった小娘が尋ねてきた。
「――うれうれ、ネムネムにチョコもらったよね」
「ああ、ネムネムだけがくれたんだよ」
「うん、あれおいしかったねー」
「きみにつまみ食いさせるためにもらったわけじゃあないんだけどね」
「それはそれとしてさあ、お返しどうすんの?」
何なのだろう、この小娘は? ひょっとして、ぼくがネムネムに何かお返しするついでに、自分も何か買ってもらえるとでも思っているのだろうか?
とりあえずリムリムは、この前発売された『Hanako』の吉祥寺特集号を見て、どの店のケーキがおいしそうだとかどうとか、妄想をたくましくしている。
だが、あれこれ見ている小娘には悪いが、ぼくはリムリムにホワイトデーのプレゼントなぞあげるつもりはないし、ネムネムへのプレゼントももう決まっている。
というより、リムリムがいない時にすでに渡してある(ナニをあげたかは秘密だ)。

親しき仲にもギブアンドテイク。
もしホワイトデーのお返しが欲しかったら、友チョコなどというものに逃げていないで、来年はきちんと本命の男の子にチョコを渡せばいいと思う。

まあ、その子がチョコをもらうだけもらって、お返しはいっさいしないという可能性もないわけではないのだが。

妄想 2006/03/12
ぼくもたまには毒を吐く。

「中国製……」
きのうケイトスペードで名刺入れを新調したネムネムが、帰宅後に呟いたひと言。
それはともかく、きょうはネムネムは仕事関係でパーティーがあるとかで、夕方から家を留守にする。なので、きのうジビエをがっついたということもあり、きょうはリムリムとふたりでそばを手繰りにでかけた。

リムリムはそば大好きっ子だ。ヘンなところで渋い。そば屋に行ってもカレー南蛮とか鴨南蛮には見向きもせず、どんな時でもざる一本槍である。
が、幼少の頃、寿司屋でサビを抜いていない寿司を食し、唇をタラコのように腫らして救急車で運ばれた過去を持つ彼女は、いまだにワサビが食べられないので、つゆには何も入れない。
「ねー、もう1枚頼んでいい?」
あっさり1枚食べ終えたリムリムがためらうことなくおかわりを要求。天ざるを食べていたぼくも、今ひとつ物足りないものを感じていたため、2枚追加することにした。
で、それが届くまでの間、いつもの人間観察に興じてみる。
「リムリムや。あそこに妙な一団がいるのだが」
「え?」
それはどうやら仲よし家族の集まりのようで、パパさん&ママさんらしき大人たち×4に幼稚園児風から中学生風までの子供たち×5人という一団で、どうしてそういう流れになったのか非常に謎なのだが、かなりの量のアルコールを注文して宴会のようなことをやっている。
そば屋に来てそばも食わずに湯葉刺しや焼き鳥で乾杯を繰り返す大人たちと、自分たちだけはさっさとそばを食べ終わり、隅のほうのテーブルにかたまってDS(おそらくソフトは『どうぶつの森』)に興じる子供たち。

おかわりのそばをすすりつつ、小声で話すぼくとリムリム。
「そば以外のメニューなんてかぎられてるのに、なんであの人たちこんなところで盛り上がってんのかしら? そのへんの飲み屋に行けばいいのに」
「あの調子で飲んでたら、飲み屋で騒ぐよりはるかに高くつきそうだな」
結局その集団は、ぼくたちが2枚ずつざるを食べて店を出る時も、相変わらず盛り上がっていた。
江戸っ子ではないぼくがいうのもアレだが、そば屋というのは、ちゃっと入ってちゃっと手繰ってちゃっと出ていく場所ではないのだろうか。少なくとも、あまり長居するようなたぐいの店ではないと思うのだが……。

いずれにしろ、自分たちが連れてきた子供の管理もできないアタマの悪そうな親など、レシートを見て顔を青くしていればいいと思う。

妄想 2006/03/11
イタリア対トルコ。

ぼくが使っているサイフやキーケースはケイトスペードのものだ。
判る人には判ると思うが、つまり、女性用である。ケイトスペードでも男性用アイテムをあつかっているが、その場合はジャックスペードという姉妹ブランドになるのだ。

ところがこのジャックスペードの製品、ぼくの個人的な感想なのだが、ケイトスペードのものとくらべると、明らかに質が悪いというか、軽視されているように思えてならない。
そもそも今のサイフに切り替えたのは、今のウチに引っ越してきてしばらくたった頃、ぼくの誕生日に、ネムネムとリムリムがプレゼントにくれたからなのだが、その直接の原因は、それまで使っていたジャックスペードのウォレットが壊れかけていたからである。
といっても、長年使っていて自然とボロになってきたというわけではない。そのジャックスペードのウォレットは、買ってからまだ半年もたっていなかったのに、はやばやと縫い目がほつれてきてしまったのである。
だが、ぼくと同じ店で同じ時期に買ったネムネムのケイトスペードのサイフは、明らかにぼくのものより痛んでいない。
いったい何が違うのか?
あちこち調べてみて、ぼくは愕然とした。
ネムネムのサイフはイタリア製なのに、ぼくのウォレットはトルコ製だったのである!

別段ぼくは、何でもかんでもイタリア製なら質がいいとか、トルコ製だと質が悪いとか、そんなことをいうつもりはない。もし絨毯を買えといわれたら、ぼくはイタリア製品よりトルコ製品を選ぶだろう。
だが、やはり革製品となると、トルコ製よりイタリア製のほうがいいのではないのか。
だいたい、どうしてケイトはイタリア製なのにジャックはトルコ製なのか。
まったくもって納得がいかない。
ケイトスペードのブティックで名刺入れを新調しているネムネムを見ていて、ぼくはふとそんなことを思い出していた。

その後、ひさびさに3人で外食をした。
外食となると、ほとんどの場合、偏食の多いリムリムが「パスタパスタ! つくねつくね!」と、自分の好きなものばかりを列挙し、気づくとイタリアンや和食系に流れてしまうことが多いので、今回はそうならないよう、ネムネムと相談して北欧料理の店に行ってみた。

リムリムは、自分のぶんのミートボールはあまり食べなかったくせに、ネムネムが注文した仔鹿のステーキを分けてもらっていた。
本当に好き嫌いの多い少女で困ったものである。

ウレユサ日記25 2006/03/09
ダコタスター!

先週の木曜日、ぼくが仕事をしている『KOF MAXIMUM IMPACT 2』の、プロモーション映像&ダイジェスト版オープニングムービーのストリーミング配信がスタートしたのだが、これがさっそく海外サイトでダウンロードできるようになってしまっている。
これは何だろう、いいのだろうか?
SNKとしては、お金をかけずに世界中の人にプロモーション映像を見てもらえるわけで、タダで広告を打っているようなものだからいいのかもしれないが、配信元としてはどうなのだろう? もともと無料配信だし、アニメ版も無料で配信してるし、これはこれでいいのか?

とりあえず、問題の映像を入手し、さっそくiPodとPLAY-YANにて再生。

オープニング

……やっぱりパソコンの画面で見たほうがいい。つねに持ち歩いて、『Mi:2』を知らない人に啓蒙するにはいいかもしれないが。

それはそれとして、なぜネオジオランド¥80にneonが対応していないのか?
そもそもぼくは、以前使っていたtalbyがどのゲームにも非対応だったために、neonへの機種変更を急いだのだ。
なのに、交換した直後にtalbyがネオジオランド¥80に対応し、肝心のneonがいまだに対応していないのは納得がいかない。ぼくのピエロぶりを嘲笑うユサたちの顔が目に浮かぶようだ。
これはやはり、移動時などの暇潰しにはiPodでこの映像を見ていろということか?

ということで、これもきのうから配信がスタートしたアニメ版こふのサントラをこちょこちょとiPodにインポート。バックライトがきつすぎて、ぼんやりとしか映っていないのはご勘弁。

iPod

思ったのだが、この楽曲、『Mi:2』のサントラに同時収録とかできないのだろうか?

妄想 2006/03/07
リアルタイムなリムリムのバカ発言。

「じゃじゃ丸、ピッコロと来たら、次は何?」
リムリムにそう尋ねたところ、しばし黙考したのち、彼女はこういった。
「……モリゾー? あれ、違ったっけ?」
ウケを狙ったわけでもなんでもなく、素でこういう珍回答が出てくるあたり、見ていて飽きない小娘である。
さすがは数年前までパティシエをパリシエと覚えていただけのことはある。

そのリムリム。
なんとクラスの半数近くがインフルエンザで欠席し、ついに学級閉鎖と相成ったそうである。
「次に学校行くの金曜日なんだ〜♪」
「それで1日行ったらまた連休か。毎日仕事仕事でロクに休むヒマもないネムネムが聞いたら何というかな」
「ホントはわたしだって学校行きたいんだけどさ〜」
にこやかにそんなことをいうリムリム。
「それはそれとして、いろいろと買うものとかあるからさー、吉祥寺行こうよ」
インフルエンザによる学級閉鎖を、降って沸いたイレギュラーな休日としか考えていない不届き者が約1名。

吉祥寺には、PARCO、伊勢丹、東急、丸井、三越といったデパートがあるが、その中のひとつ、三越が、今度の5月に閉店することになった。
もともとこの三越は、関東で唯一(のはず)の近鉄百貨店が入っていたビルを改装して、5年ほど前にオープンしたばかりだったのだが、どうやらあまり売り上げがよくなかったらしく、そうそうに撤退することになったらしい。
三越が閉店したあとのそのビルには、ウソかホントか、東急ハンズが入ってくるというウワサがある。すでに吉祥寺にはユザワヤという競合店がしっかりとした地盤を築いており、さらに、歩いて3分の場所にはロフトもある。ここへあとから飛び込んでくるのだとしたら、ハンズにとっては厳しい戦いになるかもしれない。
もっとも、リムリムのような少女には、ああいうお店が増えること自体は、買い物の時の選択の幅が広がって、いろいろとありがたいことには違いない。

「クラスのSくんはね、あそこの回転寿司のお店に行くと、あればかならず鯨の心臓食べるんだって」
「鯨の心臓? まあ、刺身で食べることはあるらしいが、それにしてもシブい趣味だな、それはまた。値段だって安くないだろう? 1カンで何百円するのかね?」
「知らな〜い。いっつも親といっしょに行って食べてるっていってたから、別に高くてもいいんじゃない? 人のオゴリだとそういうこと気にならないじゃん」
そういいながら、つるつるとパスタをたいらげ、食後にカンパーニュをぱくつくリムリム。確かに気にしているそぶりはない。
まずきみは、ここの払いを受け持つのがぼくだという現実を見ろ。

「あれ、どうしたの、うれうれ? 砂糖も入れてないのにティーカップの中をスプーンでぐりぐりかき混ぜたりして? ケーキ食べないんだったらわたしにちょうだい」
「いや、食べる」
買い物の途中でぼくとリムリムが立ち寄ったカフェは、丸井吉祥寺店の1階に併設されている「a la campagne」というお店で、ぼくがまだひとり暮らしだった頃には、散歩がてらによくここでランチを食べたものだ。
「こういうとこでランチって、うれうれのガラじゃないよ」
ラズベリーソーダを飲みながら、リムリムがまた失礼なことをいう。
「――だって、どう見ても足りないじゃん」
なるほど。
確かにこの店のランチでは、散歩中のぼくの胃袋を満たすには少し足りないかもしれない。
せいぜい茶碗1膳分ほどしかないオムハヤシは、食事そのものよりも、こういう場所でオシャレな会話なぞを楽しむうら若き女性たちの胃袋に合わせた分量で作られているのであろう。

もっとも、ピッコロとキッコロを素で取り違えるような小娘にだって、まだまだこういう店はお似合いとはいえないが。

妄想 2006/03/06
喉の痛みは相変わらずだが、右肩以外の関節の痛みは引いた。

だからというわけではないが、きのうはネムネムとリムリムを家に残してひとりでお出かけ。渋谷PARCOで上演中の、三谷幸喜の『PARCO歌舞伎 決闘!高田馬場』を観にいった。
もともとは、ネムネムが知り合いのかたからいただいたチケットなのだが、ネムネムが仕事の都合でどうしても行けなくなり、無駄にしてしまうよりは、という判断で、ぼくが使わせていただくことなったのである。

それにしても、PARCO劇場に来るのは何年ぶりだろうか。ひと頃は、年に20本ほどのお芝居を観に出かけていたぼくだが、最近はめっきりその数も減っている。
ぼくの記憶が間違っていなければ、最後にぼくがこの劇場で観たお芝居は、古田新太や中村有志、生瀬勝久らによるコメディホラー、『こどもの一生』だったと思う(作:中島らも/演出:G2)。
あれはとても怖くて面白いお芝居で、ビデオまで買ったのだった。

で、PARCO歌舞伎。
ぼくは舞台の染五郎は何度か観ているが、きょうのお目当ては染五郎ではなく勘太郎だ。我が家では、「リムリムの保育園の時の先生(♀)に似ているような気がする」ということで話題に上る勘太郎は、予想にたがわず面白かった。
基本はコメディなのだが、ここぞという時の見得の切り方は、さすがにみなさん歌舞伎役者である。あの「にらみ」というのは、普通の役者が急にやろうと思っても、たぶんそううまくはできないに違いない。
欲をいえば、ラストはもっと派手な大立ち回りで締めてもらいたかったところだが、それは新感線の舞台に慣れすぎてしまったぼくのワガママだろう。

こうしてPARCO歌舞伎を観ると、同じ渋谷で間もなく上演スタートのコクーン歌舞伎のほうも気になってくるのだが、こちらはあいにくとすでにチケットが完売しているらしい。
残念。

それはそれとして、今年はまた少しお芝居をまめに観にいってみようか。

妄想 2006/03/03
ヒドいオチだ……。

ここ最近のリムリムの体調を考え、某社のパーティーは結局キャンセルすることにしたのだが、今度はなんだかぼくのほうの体調がおかしい。
例の、右肩が異様に凝る症状がいきなり出てきて、おまけに喉も痛い。

……風邪か? 風邪のひき始めか?
そう考えるとどんどんそんな気がしてきた。

実際、痛いのは右肩だけでなく、あちこちの関節も痛むのだ。中でも右肩が特に痛い、しゃっくりをするだけで痛みが走るというくらいに痛いのだが、取り立てて運動をしたわけでもないのに全身の関節が痛くなるというのは、やはり風邪なのか。

この週末は、少しおとなしくしていよう。

妄想 2006/03/02
きのうの続き。

具合がよくなったので通常の生活に戻りたいとわめくリムリム。
「つまんないつまんな〜い! 退屈で死ぬ〜!」
「だったらそのまま死ね!」
と八神くんばりに吐き捨てたい気持ちをぐっとこらえるぼく。
しかし、休むべき時にきちんと休まなかった結果、翌日にまた具合が悪くなったという過去の事例をひもといてなだめようとしても、リムリムのシュプレヒコールがやむことはなかった。
こっちは仕事の最中だというのに、自分が退屈だという主張ばかりをアホの子のように繰り返すリムリムに、さすがに温厚な英国紳士風味のぼくもキレそうになってしまった。
ここはひとつ、かつてリムリムが口にした、「パリはスペインの首都!」という珍発言を全世界に向けて発信してやろうとも思ったのだが、まだリムリムはこのページの存在に気づいてはいないので、彼女を黙らせるための脅し文句としてはいささか弱い。

そこでぼくは、銀色のマイファーストDSを取り出し、高らかに宣言した。
「これ以上くだらんわがままをいい続けるようなら、この村の人間をひとりずつ抹殺する!」
「えええ!?」

ぼくは『どうぶつの森』を全部で3本買って、そのうちの1本はネムネムに、もう1本はリムリムに渡してあった。このDSにセットされているのは、そのリムリムが使っているカードなのだ。
そしてリムリムは、「ダッシュむら」という、全国に何千とありそうな名前の村を作って、ほとんど増築していない家にいきなり4人の人間を住まわせている。ゲーム本編はほとんど進んでいないくせに、なぜ4人もキャラを作ったのか謎なのだが、おそらく、MMORPGでいうキャラクターメイキングが面白かったのかもしれない。
ともあれ、その「ダッシュむら」にはリムリムの分身ともいえる女の子が、小さなおうちに4人仲よく住んでいる。ぼくはそれを人質に取り、おとなしくしろと迫った。

「ヒドい! 女の子相手になんてヒドいことを!」という人もいるかもしれないが、このDSはぼくの所有物で、『ぶつ森』もぼくのものだ。それをDSごとリムリムに貸してやっていただけにすぎない。
そもそもリムリムに『ぶつ森』を貸す時に、何かマズいことをやらかしたら容赦なく返してもらうと、そういう約束で貸してあったのである。ならば、ここでそのデータを初期化しようとDSごと地面に叩きつけてブチ壊そうと、そんなものはぼくの勝手だ
「あくまでそっちがワガママを押し通そうとするならこっちも好きにさせてもらうからな!」とまあ、ガキ相手にガキのようなことをいって脅しをかけたら、あれだけ騒いでいたリムリムが急におとなしくなった。

これはやはり、コドモの心を理解するにはコドモの視点に立たなければならないということではあるまいか。……いや、そんなたいそうなもんでもないが。

というような荒業を駆使して、きのう(水曜日)一日を寝てすごさせた結果、リムリムの熱が下がったかといえば、さほど下がらなかった。
帰ってくるなりまただるいといって横になった小娘を見て、あしたの某出版社のパーティーは休むべきかと悩むぼくが今ここにいる。

妄想 2006/03/01
チビマルコ、というと、どこかのイタリア人のようだ。

きのう熱を出してぼくに迎えにこさせたリムリムは、きょうは大事を取って学校を休んだ。
ネムネムほどではないにしろ、朝が来ても自力で起きることができないリムリムは、いつものようにぼくが起こさなかったせいか、9時を回っても呑気にぐーぐー寝ていた。

とりあえず、きのうより熱は下がったようだが、測ってみると、それでも36度9分ある。
37度を超えなきゃ平熱じゃん、と見る向きもあるだろうが、この小娘の場合、わずか数時間のうちに熱が上がったり下がったりすることがよくあるので、このくらいの熱でも油断がならない。実際、きのうは朝の時点で36度4分だったのに、放課後、友達とへらへら遊んでいるうちに37度8分まで体温が上昇し、はからずもぼくが出動するはめになったのである。

ところがこの小娘、病気で休んでいるという自分の立場をすぐに忘れる。
ネムネムが仕事に出かけるあたりまではおとなしくしていたが、水曜『ラジかる!!』が始まる頃になって、
「なんかもー寝てるだけじゃつまんな〜い」
などとほざき出した。
「病人がつまらないのは当たり前だ。病人が楽しかったらぼくだって入院する」
「それでも退屈なんだも〜ん」

リムリムが病気になって学校を休む時というのはだいたいこのパターンで、

1.ホントに具合が悪いのに加えていつも寝不足なので、とりあえず寝ている。
        ↓
2.睡眠不足は解消されたが、なんとなくまだダルいので横になっている。
        ↓
3.ダルさも抜け、ようやく体調が回復してくる。
        ↓
4.ただ横になっているだけだと次第につまらなくなる。
        ↓
5.自分はもう健康だと錯覚し始める。
        ↓
6.パジャマのまま本を読んだり音楽を聞いたり歌を歌ったりし始める。
        ↓
7.本人は大丈夫だと思っているが、病気はまだ完治していない。
        ↓
8.翌日、学校で再発。


ということを、これまで数えきれないくらい繰り返している。
そしてたいてい、自力で歩いて帰ってこれなくなったという理由で、ぼくがいつも学校まで迎えにいく羽目になるのだ。

だいたいこの小娘は、それをつい3日前の日曜日にもやったばかりなのである。
あの時も、朝のうちは具合が悪いといって布団でだらだらしていたが、夜になるとふらふら起き始め、『鉄腕DASH』の時間には何ごともなかったかのようにテレビを見ていた。

「あ〜、ケチケチ茂子を見ると心が安らぐよ。やっぱりわたしは長瀬くんや松岡くんより、生活力のありそうなリーダーが好きだねえ」

などと笑っているリムリムを横目に、「ナニをちびまる子のようなことをいっているのか、この小娘は」と苦々しい思いでいたぼくだが、案の定、翌日は学校でまた熱を出して保健室の世話になっていた。

そういうこともあって、きょうは学校を休んで自宅療養しているのだから、夜まできちんと横になっていてもらわなければならんと思っていたというのに、この小娘は……!
こういう小娘には、やはりしかるべきむくいを食らわせてやらねばなるまい。

つづく。